有馬療養温泉

 投稿者:劉邦  投稿日:2007年 5月 1日(火)21時47分58秒
  地名(温泉名)/有馬療養温泉
住所/〒216 川崎市宮前区東有馬3-5-31

名称/ 有馬療養温泉

電話/044-877-5643
ホームページ/http://www.terme.jp/kanagawa/kanagawa-yado/arimaryouyou.htm
交通/東急田園都市線の鷺沼、もしくはJR南武線・東急東横線の武蔵小杉からバスに乗り、「中有馬」で下車すれば、すぐの所。(東急田園都市線鷺沼駅(さぎぬま駅)からだと3番バス停よりバスで5分、徒歩だと17分。)
 自動車の場合は東名高速道路・川崎インターより約10分、第三京浜・都筑インターより15分。

動機/自宅(横浜)近辺に全国から訪れる名湯がある、とのことでいつか行ってみたいと思っていた。

宿の簡単な説明/この有馬温泉が発見されたのは今から1,300年以上前、大化三年十二月、修験道開祖の役小角によって発見された。
 かつて武蔵国橘や有間村と呼ばれていた宮前区有馬の地は、今日も緑豊かな佇まいと、大化の時代より、その天下に轟く名声をもって聞こえた『有馬西明寺の不動の霊泉』、『誠の泉』とも呼ばれ、日本最古の治療用の泉として聖武天皇の勅願寺であり関東屈指の古刹として知られる野川影向寺(ようごうじ)と共に深い歴史を歩んでいる。孝謙天皇をはじめ、歴代の天皇や源頼義、義家、頼朝、北条時頼など多くの武将達もここで療養されたと古文書に記されている。(つまり日本最古といわれる有馬温泉は兵庫の有馬ではなく、ここのことらしい。)
 その後、大地震などで泉源が途絶えた時もあったが、昭和40年代に創業者安岡孝が八幡の心霊を受けて再び霊泉源を発見。その偉大なる温泉の薬効力から当時の厚生大臣・園田直氏より『霊光泉』と命名され、皇后陛下に献上され、またたくさんの方々から有馬療養温泉の豊かな効能を評価され愛されてきたと言う。
 客室10室。(3階に洋式トイレ付き客室10畳・1室。洋式トイレ付き客室6畳・4室。2階には客室8畳・3室 客室6畳・2室。)会議室2室。
 鉄筋三階建てで温泉旅館だが外観はマンションのようと聞いていたが、タクシーの中から外を見て、「あっ、ここでは!」と思った時は少なからず驚いた。こんな車の往来が激しいメインストリート沿いだったとは…。

チェックイン&アウト/午後3時~午前11時(一般の場合。ビジネスの場合はチェックイン午後5~午前10時)
風呂/ △
    露天 無し
    内湯 男1女1
   ・ここは日帰り入浴の方が非常に多く、またその殆どが常連のようである。そのためもあり(他には靴を鍵付きの下駄箱に入れるなどetc.)、宿泊できる銭湯と考えても雰囲気的には相違ないだろう。

湯質/ 〇
    源泉100%掛け流し(加温のみ)
   ・源泉温度16.5度。
   ・泉質→ 鉄鉱泉(関東では珍しい)単純炭酸鉄泉。
   ・陽イオン(総計81,11)→カリウム微量、ナトリウムイオン15,10、カルシウムイオン27,90、マグネシウムイオン6,95、マンガンイオン0,2、第一鉄イオン25,81、アルミニウムイオン5,15、。
   ・陰イオン(総計236,9)→塩素イオン22,27、硫酸イオン6,584、ヒドロ炭酸イオン208,0、炭酸イオン0,06、ヒドロケイ酸イオン0,013、メタホウ酸イオン微量。
   ・遊離物質(総計113,0)→メタケイ酸13、0、炭酸100,0。
   ・総計431,0
    (カルシウムや第一鉄、マグネシウム、ナトリウム、ヒドロ炭酸、塩素、硫酸などの含有量が多いと言われる。)
   ・湯は、兵庫の有馬温泉のように、赤茶色の金泉。
 季節や温度などによりその色を刻々と変化させるそうで、源泉は無色透明だが、その成分から浴槽に注がれ温められると次第に緑~緑銅色~茶色へとその色を変えていくと言う。そのため昔は七色の湯とも言われていたらしい。
  (私が行った時は蛇口から出る源泉は無色透明では無く薄い黄色が混じっていた。)
 なお、気温が低い季節ほど色の変化が著しいという特徴があるそうで、夜の外気温がおよそ10度を下回るころになると、朝一番の湯船全体に黄金色の膜が張り輝いて見える事がある。(黄金膜を和紙で汲み取り乾燥させた『黄金の湯花』が1階休憩室内に置いてある。金は湯の成分の中にも無いし、また浮くはずがないので金ではないのだが、実際、金粉、金膜に見える。テレビ局の人が調べたいと来るそうなのだが、解明されるとロマンが無くなるとの理由で断っているらしい。)
 また、老朽化した角質層や余分な皮脂などを効果的に洗い流し、殺菌作用が高い為に皮膚の再活性化を飛躍的に促進させて、肌荒れやアトピー等の皮膚炎の治療に向いており、飲用においては、胃酸の分泌を高めて、体に無理が無く効果的に吸収され、慢性貧血症や食欲不振の改善、冷え性や婦人病・更年期障害の対策などにも非常に効果的だということだが、確かに湯力は感じられる。
    兵庫の有馬温泉を知っている人には、湯感があっさりしていると感じるだろう。
   上記の湯質もそうだが(ぜひ、有馬の成分表と比べて欲しい)、かなり異なる。
   まず嘗めて「あれ塩辛くない」ということに気付いたり、湯感にあっさり感を感じるのは、ナトリウムの量のせいが大きな理由なのかもしれない。
   そのくせ、3分もつかるとかなりの発汗。これは、何度から入り、体がこの湯に馴染んでくる毎に、発汗までの時間と体内の変化が早くなる。
     飲泉をしても、鉄の臭いと苦み。(また1F休憩室の冷水サーバーに源泉を冷やした物も用意してある。)
     宿の人が目の前で実験してくれたが、この湯にお茶を入れるとあっというまに真っ黒になる。
     湯に含まれる鉄分とタンニンとの化学変化なのだそうだ。(その黒い水を飲んでも鉄の味が無くなっている。)そのため、飲泉後、一時間半くらいは、お茶、珈琲、特に紅茶は控えて欲しいとの事。
     ちなみに、その黒い水にお酢を入れると透明になる。
    ★この実験自体はとても面白いし、この湯の特徴を現しているが、実際の体内での変化は語っていない。 酸性の梅干しが体内でアルカリ性になったり、参加還元電位の低いアルカリイオン水が胃の中で中和されたり、など体内での変化はまた別だ。
     また人によっては、一杯80キロカロリーの米がその中から10カロリー分しか吸収できないことも、またその逆のこともある。
     問題は、体内に入ったときにどのような有効性があるか、である。
     そして、それは人によって異なるし、同じ人でもその時々の体状況によって異なるのである。

温泉力/ 〇
   ここの湯は、湯温が一般より低いのであるが、この湯質を考えると、もう少し上げても良いかもしれない。
   欲をいえば、湯温が違う浴槽がもう一つあると最高だろう。
   二回目に入った時に、温度を調べに来ていた宿の者に伺ったところ(ここは一日数回温度チェックをする。鉄泉のため備えつけの温度計や他の温度計も誤差が出ることがあるらしい。そうした気配りが、ここの湯を保っているのであろう。)、冬は41度、夏場は40度位の湯温らしく、ほんとうは上げたいのだそうだが、治療目的でいらっしゃる方が多いので、そうした方が脳の異常を急に呈する可能性の心配があるのだそうだ。

連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/ 2日以上試してみたい感じもある。

接待/ △〇 電話の応対も親切であったし、客室は仲居さんもいないので、私的には(客室にいる限り)気兼ねなく心地よい。
  (自分ペースの癖のある腎臓型(呼吸器型も入っている)の親父さんがいたが、その方が宿の主人。なるほど、だから宿の説明にもあったことが多くのブログなどで「疑わしい」と言われてしまうのか、と思った。これが学究肌タイプの頭脳型であったらそうは思わないのであるが。私自身、チェックインする前に脇の神社(とても小さい)にお参りしたのであるが、ここがそんなに歴史のある所ならもっと祀られていても…と感じてしまい、その後にご主人に出会ってしまったので、真偽不明という言葉で私もここに書かなくてはいけないのか…と思った次第である。ただ私は上の宿の説明に書いた事を信じたく思っている。)
   しかし、そのご主人の体癖を裏返せば、この宿の明るさとパワーでもある。これは評価して良いであろう。

客室/ △×
    6畳。和室。寿司の宿ケイショウと似ていて鉄筋の中での和室小部屋はこうなるのであろう。(布団も自分で敷く。)
(客室からの景色/通りの向こうのビル。(数m)
 雰囲気/車の音がうるさい。
 泊まった部屋/303。ビジネスタイプ扱いだったのに、トイレもついていた。通りに面しているほうでなければ車の音で悩まされることはなかっただろう。 )

周囲/ ×△(通りから反対側に数十mも行けば、とてもほのぼのとした空間ではある。)
自然度/ ××
イヤシロチ?/ △
ビール/ △サッポロ瓶ビール(550円。部屋まで持ってきてくれる。)缶ビールはそれ以外にキリンラガーもある。自動販売機で300円。)
冷凍庫/冷蔵庫内のもの。
部屋食/ ×
(別場所の場合→ 喫煙/〇
     テレビが流れる。調理場がすぐ隣でカウンターが低く全て見えるので宿の主人も皆で食事を作っているのがよくわかる。それだけならいいが、人好きな(?)ご主人が、食事処でも大活躍。この癖のある雰囲気が好きな人にはいい宿だろう。つまりそう意味ではここは民宿と捉えていい。
 ★ そしてまた、今後はそうした(「こうした」ではないが)民宿的な良質の宿こそが一番貴重だと私は思う。)
食事/ (6~7時と食事開始時間を選べるのは嬉しい。)
   刺身、唐揚げ、煮魚(これが釣り好きの宿の主人が釣ってきた自慢。煮魚は全てご主人が釣ってきたもの。伺うと「俺はプロだから70~80は釣って来る」との事。)煮野菜、その他。
   (ご飯も秋田の畑と契約をしており、またおかずも全て手作り。(その意味でも民宿的。) )
(氷)水/△〇 頼むとやってとても良くやってくれる。(その心遣いは嬉しい!)
寝具(寝心地)/△×
金額/ △〇ビジネスタイプ7800円。(トイレ無し。チェックイン午後6時~。料理が2品ほど一般より少ない。なお夕食無しは6800円、素泊まりは6300円。)
    一般タイプはは10500円。(チェックインは前述の午後3時~。料理は小さな鍋や煮魚の魚も違う。夕食無し8400円、素泊まり7895円)
    ・どちらも一人でも同料金なのは有り難い。なお湯治目的で一ヶ月以上の滞在となると割引がある。委しくはここのホームページを参照の事。
      日帰り入浴11:00~22:00 水休  1,700円(2時間以内。3時間以内だと2500円。3時間以上17時まで¥3500 21時~22時¥1000)
 ※また、治療目的とした温泉という事で川崎市国民健康保険と契約しており、健康保険が適用できるので料金の割引がある。
   シルバースター認可宿でもある。(登録第582号)

 ★(極秘情報)①ビジネスタイプは人気のためすぐに埋まってしまう。そのため宿泊予定日の間近で予約するとビジネスタイプなのにトイレ付きの部屋になることが多い。②ビジネスタイプはチェックイン6時以降であるが、宿の人とラポール(氣の交流)さえ取れれば4時前からも可能。
通信環境(インターネットetc.)/◎
総合評価/ △ (上記したように、この雰囲気(ご主人の雰囲気)に相性が良い方にはとてもいいだろう。湯質は良い。)

亀島川温泉新川の湯 ドーミーイン東京八丁堀

 投稿者:劉邦  投稿日:2007年 4月24日(火)10時13分37秒
  地名(温泉名)/ 東京八丁堀(新川)
住所/〒104-0033東京都中央区新川2-20-4

名称/亀島川温泉新川の湯 ドーミーイン東京八丁堀

電話/03-5541-6700

ホームページ/http://www.hotespa.net/hotels/tokyohatchobori/

交通/JR京葉線「八丁堀駅」B4出口より徒歩約2分、東京メトロ日比谷線「八丁堀駅」A1出口より徒歩約4分

動機/都心にある温泉ホテルだったため。
   (また、箱根の水の音(ドーミーヴィラ箱根)同様、共立メンテナンスが管理しているので泉質の管理は良いと思って。)
   実は、以前にも泊まったのであるが、その時書いた情報が全て無くなってしまったので、今回再度宿泊した次第。(3回目は東京道場での仕事日にいつものホテルが取れなかったのと冷泉との温冷浴を試みたく行った。)

宿の簡単な説明/都心のビル街の真っ只中にあるのが面白い。(和モダンな雰囲気の館内は女性にもオススメと紹介されている。)少し暗め。全160室。
チェックイン&アウト/○ 午後3時~午前11時

接客/○

客室/△○
  狭いがとても合理的に出来ている。
  出来て間もないので綺麗。
 音/○(都心のビル街の真っ只中なのだが靜か)
 眺め(色)/×
 (泊まった部屋/一回目は305。今回は301。3回目は703。)

周囲/×
自然度/×
良い場所(イヤシロチ)?/×△

風呂/○
   男女別天然温泉 男女とも内湯1糟、半露天風呂1糟(これは人口炭酸泉(ラムネの湯)であるが、あまりの塩素臭さに近寄っただけで頭が痛くなるので、足だけ数秒つけたのみ) 高温サウナ1室
   それと、源泉の冷泉(冷浴用)がある。

湯質/△
   横浜や東京に多い黒湯ではなく黄色塩味。(その意味では浦安のホテルエミオン東京ベイに似る)
   体の内部や内体(感覚的身体)はシンプルに(だが時間と共に深く浸透して)動く。(箱根や湯河原など山の湯のほうが、様々な成分や、その氣(エネルギー)によってか、複雑に動くことが多い。)

   内湯につかると、脇に立て看板。
   これは、ドーミーヴィラ箱根もそうだが、共立メンテナンス独特の接待で、天山湯治郷を思い出す。
   「 新川の湯
    塩化物冷鉱泉のナトリウム成分を残しながら
    冷泉の源泉を加熱循環させた温泉をご用意しました。
    東京下町の恵
    あったかな一時を。
     ドーミーイン東京八丁堀 」

    そして、循環穴の周囲の底(浴槽の縁)にはジャリ状のものが多くある。反対側を調べると無いので、源泉に砂などが多く混じっているのだろう。
    (ここはどうか分からないが、その理由として、掘削深度が浅いためか井戸水も混じるためというのが普通らしい。)

  さて、話は前後するが、いつものように「温泉分析書」を書き写そうと、風呂場の着替え場所を探すが、無い。
  諦めて、あとでフロントに聞こうと思い、入浴すると、上の看板の隣に「温泉分析書」が掲げてある。
  そこで、メモ帳とペンを持って、再度入浴しながら書き写した。
  以下、そのデータを記す。

   ・源泉名→ 亀島川温泉(東京都中央区新川(←だから新川の湯と称しているのだろう)2-2-9)
   ・源泉温度→16、8度。
   ・湧出量→未測定。
   ・pH.→7、91
   ・密度→1,0038(4度時)、1,0038(20度時)
   ・泉質→ ナトリウム・マグネシウム-塩化物冷鉱泉
        (低張性弱アルカリ性泉)
   ・イオン総量→4949(!)

   ・陽イオン(総量1722ミリグラム)→リチウムイオン0,02、ナトリウムイオン1192、カリウムイオン65,4、カルシウムイオン256,5(!)、
                    マグネシウムイオン204,5(!)、マンガンイオン0,7、ストロンチウムイオン2,0、
                    第二鉄イオン(!)0,1、バリウムイオン0,09、アンモニウムイオン0,05。

   ・陰イオン(総量3156ミリグラム)→フッ素イオン0,08、塩素イオン2373、硫酸イオン166,7(!)、
                    炭酸水素イオン608,4(!きっと源泉は良いのだろう)、硝酸イオン0,6、
                    亜硝酸イオン0,2、リン酸水素0,1、臭素イオン6,9
   ・遊離物質→メタケイ酸42,0、メタホウ酸1,2、遊離二酸化炭素27,7。
   ・微量成分→総砒素0,002。
   (なお、全て0、00のものは省略。平成18年1月17日。)
  ※ところが3回目に訪れた時は塩素臭が強い。見ると、先述の立て看板の脇に、消毒しているとの新たな看板が…。 むしろ2回目までは塩素臭く駄目であった外の人工炭酸泉(ラムネ泉)のほうが余程良かった。 とても残念である。

温泉力/○△
   よく温まる。
   上記したように、シンプルな総合力だが、時間差で訪れる影響は黒湯に似るところもある。(黒湯のほうが腎臓系統(胸椎10番や腰椎3番)にくるが、ここも同系統でありながら神経系他にも来る。)
   ※ただ、これも3回目の時は△であった。


ビール/自動販売機有。(キリン系が三つ)
冷凍庫//○ よく冷える。

部屋食/△○
   ただ、一階にレストラン(朝餉処"旅籠)があり、ここでは和洋バイキングが¥1,000(税込)で食べられるが夕食は無い。
   しかし、部屋に行くと食事のパンフがある。
   何と近くのピザ屋、中華料理屋からデリバリをしてもらえる。
※【極秘情報】 → このテクニックは、たとえパンフが無くとも、他のビジネスホテルでも使える。
          そのためには、あらかじめ近くの食事処に行き、出前をしてくれるかどうかの確認をしなくてはならない。
          (横浜野毛のブリーズベイホテルで初めてそのテクニックを試した。)
          なお、このテクニックは私の発案であり、他の方が言っていないことを考えると、ホテル側としてはあまり奨励したくないことなのかもしれないことを付記しておく。

 ※実際に3回目の時は注文した。中華とピザ以外にカレーも頼めたので中華とカレーを頼む。どちらも愛想よい。カレー屋ではハヤシを頼んだが駄目。(ハンバーグも駄目)中華は、ソース焼きそばは×だったがチヤーハンは割と良し。

食事/無し。
 (電子レンジは二階にある)

(氷)水/○ 二階(フロントも二階)に製氷機有り。

寝具(寝心地)/ ○
 ホテルなのでベッドである。
 (浴衣やパジャマではなく作務衣なのは面白い。)

金額/○
  8000円~(じゃらんだと6400円~)15500円
  様々な部屋タイプ、プラン有。(二段ベッドの部屋もある)
(一人○)

通信環境(インターネットetc.)/◎(高速インターネット接続無料)

総合評価(どんな人にお薦めか…)/○
 ビジネスホテルなので、この近場で仕事をする方には良い。
 (上記したように、部屋も綺麗で合理的なビジネスホテルに、大きなオマケとして温泉がついているという感覚で宿泊されると良いだろう。
  なおビジネスホテルなので、ズボンプレッサーも各階に準備してあったり、二人分だけだがインターネットコーナーもあったり、上記したように電子レンジがあったりするのは嬉しい方もいるだろう。)

今後/△
 近場で仕事をする時に活用したい。
 (3回目の評価としては、塩素臭を思い出し、少し考えてしまっている。残念な事だ。)

フォーシーズンズホテル椿山荘東京

 投稿者:劉邦  投稿日:2007年 4月21日(土)19時32分17秒
  地名(温泉名)/ 東京 目白
住所/〒112-8667東京都文京区関口2-10-8

名称/フォーシーズンズホテル椿山荘東京

電話/03-3943-7070
ホームページ/http://www.fourseasons-tokyo.com/
交通/JR山手線目白駅下車タクシー10分。
   地下鉄有楽町線 「江戸川橋駅」1a番出口より徒歩 約10分
   JR山手線 「目白駅」川村学園前より都バス白61系「新宿駅西口行き」に乗り「椿山荘前」下車(約15分)。
   その他、シャトルバス有り。

動機/都心で温泉の入れる宿探索のため。
宿の簡単な説明/100年の歴史があり、2万坪の日本庭園内に佇む風格と気品溢れるホテル。
 都心の静寂に包まれた風光明媚な庭園内のホテル。ユーロピアンな内装と庭園の奏でる美と癒しの空間。広々とした客室はバスルームだけで16平米。全天候型スパはリラクゼーションエリアもOPEN。(以上、上記ホームページより転載)

チェックイン&アウト/○午後3時~午前12時(!)
接待/◎ (高級ホテルの中でもトップクラスだろう。自然な笑顔。)
客室/◎
 音/○
 眺め(色)/○△(高層ビルの景色は好みでないが、敷地内の庭園は良い。)

周囲/△×

自然度/×△

良い場所(イヤシロチ)?/○

風呂/○
    内湯 男1女1

湯質/× 伊東から直送される温泉

 (なお、風呂場の着替え場所に掲げてあった「温泉分析書」を書き写したものを記載したのであるが、データを紛失してしまったため掲示できない。
  ただ、元の湯質は良い感じの名残はあるのだが、あまりに塩素臭強く、温泉分析書も役立ちにくいのが不幸中の幸い?であった。)

温泉力/×

ビール/○ (生ビールもルームサービスしてもらえる。一杯1000円というのに抵抗があるが、金銭面や上流の品格面の潛在意識のトレーニング(教育)のために、ここを活用する人にとっては(…と言うより、そうした潛在意識教育のために宿泊するのに良い宿ではある)かえって良いのかもしれない。

部屋食/○(ルームサービス有。)
食事/○(割と美味である。)
(氷)水/○(製氷機有り)

寝具(寝心地)/◎

金額/○ 17500円~
(一人○)

通信環境(インターネットetc.)/○

総合評価/◎ 上記したような面での潛在意識教育をされたい方にお薦め。

今後/○ 近場で仕事の時には活用したい。

湯治探索記19 (2007年「氣道」協会会報6月号に掲載予定の文章です。)

 投稿者:湯氣  投稿日:2007年 4月21日(土)11時25分28秒
  ★ 「『箱根』で最高の湯治場所&宿はここ!!」

(前回の続き。整体の大先生に箱根の最高の湯を紹介しているところです。)

●「松阪屋本店」
 時間や温度によって湯の色が変わる全国でも非常に珍しい濁り湯です。
 (しかもアルカリ性の濁り湯で、その点でも全国的に貴重。)
 美しいエメラルド・グリーンの湯は湯治効果もかなりあり、ここで働く人から聞いたのですが、その方はここの湯に入り、あとは一日一杯飲泉をしただけで、重度のアトピーがそれだけで治ったそうです。
 お薦めの部屋は「千草」(皇太子殿下がお泊まりになる隣の部屋)をはじめ、部屋にもお風呂がある部屋です。
 ここの宿は、蛇口の湯も温泉で、豊富な湯量に恵まれていますが(隣のきのくにやは全く別の泉質でした)、食事や接待などは期待されないで下さい。
 ここの裏側の敷地内には、古い杉の並ぶ秀明館に通ずるご神氣溢れる場所があり、そこがちょうど山を挟んで「秀明館」と直線上で、間に野口晴哉記念館があるのも不思議です。ぜひ、訪れた際には、裏のそば屋の脇の階段から上に登ってくださいませ。

 以上、秀明館と松阪屋本店との二つの湯の組み合わせが、大先生のお体のためには箱根では最も良いと思われますが、準じた宿を下に書かせて戴きます。
 (次号に続く)

湯治探索記18 (2007年「氣道」協会会報5月号に掲載予定の文章です。)

 投稿者:湯氣  投稿日:2007年 3月28日(水)14時55分49秒
  ★ 「『箱根』で最高の湯治場所&宿はここ!!」

(前回の続き。整体の大先生に箱根の最高の湯を紹介しているところです。)

  さて、秀明館が日帰りしか出来ないので近場の宿も調べてみました。
 二つ候補宿があります。
 確認のため、昨日その内の一つの花月園に行きましたが、ビジネスホテル風なので、もう一つのほう(ホテルグリーンプラザ箱根)を確認しに行くつもりです。
 …と上の数行を書いた翌日、かんぽの宿が秀明館に最も近いとタクシーの運転手から聞きましたので、そこも調べに行ってみました。
 富士山側の部屋ですと芦ノ湖や富士山も見えとても良いようです。
 そこでパンフも貰ってきましたので後日お渡しします。
 確かに秀明館に徒歩数分(バスの停留所1~2つ分)で最も近いようです。
 ただ「重要なポイント」は、そうした近場の湯に朝は入らないほうが良いということです。
 上記の花月園とグリーンプラザは大涌谷の湯ですので、1分くらいの入浴でもかなり独特の体調になりますし、もう一つのかんぽの宿はアルカリ単純泉なのですが、消毒、循環をしていますので朝だけでなく夕方も入らないほうが良いでしょう。
 ただ、「松阪屋本店」の場合は、秀明館の湯質と一見「陰陽」なのですが、どちらも自然な湯なので、朝入っても大丈夫のようです。
 (以上は、私こと湯氣が先生のお体だったら…と感じながら、実際に試してみてコメントですので、どこかで覚えていて戴けたら幸いです。)

 なお、秀明館は先月(2月)までは湯の湧出量が少ないためお休みでしたが、今月は入れます。

仙石原「ホテル花月園」 (&「かんぽの宿」&「秀明館」湯治活用宿泊法)

 投稿者:劉邦  投稿日:2007年 3月13日(火)14時17分0秒
  地名(温泉名)/ 箱根仙石原
住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1244

名称/ ホテル花月園

電話/0460-84-8621

ホームページ/http://hotel.kagetsuen.net/
交通/小田原駅(あるいは箱根湯本駅)から南温泉荘(そこがホテルの目の前)に行くバスに乗る。

動機/「長寿湯」、「ロッヂ富士見園」に並ぶ富士山の見える仙石原の安いホテルであるということと、ここは大涌谷からの濁り湯だけでなく、もう一つの透明な温泉の二つに入れるということで以前より気になっていた。しかも箱根唯一の大涌谷の湯のかけ流しと言うのがどういう事か気になって。)
 また秀明館の近くということもあり、ここかホスルグリーンプラザに宿泊して秀明館に行くことが可能かどうかも調べたかった。

宿の簡単な説明/ 箱根国立公園の中にあるホテル。1963年(昭和38年)創業、ほぼ半世紀の歴史と伝統を持つホテルで、囲碁や将棋の対局も行なわれるらしい。
         和室9室・洋室47室・和洋室9室。収容人数177名。

チェックイン&アウト/○ 午後3時~午前11時

接待/○
   とても心地よく行なってくれる。

客室/△ 全くもって普通のビジネスホテルである。
 音/○
 眺め(色)/◎ 広い窓からパノラマのように棚引く山とソラが見える。
 (泊まった部屋/403洋室)

周囲/◎
 人家は無い。

自然度/○~◎

良い場所(イヤシロチ)?/○(長寿湯は◎なのに)

風呂/△
    温泉大浴場2・温泉貸切個室風呂4室で、貸切のほうが濁り湯。
    大浴場は地下一階と二階で、男女は時間交代。

湯質/○
  以下、風呂場の着替え場所に掲げてあった「温泉分析書」を書き写したものを記載するが、と言っても、ここの湯は仙石原なので全て大涌谷からの供給湯なのでデータは同じ。
  そのため、もう一つある透明の温泉のデータを、そのあとに( )の中で記す。

  源泉100%掛け流し
   (消毒&循環&加水&加温無し。これは富士見苑も長寿湯も同じだが、ここは湯船の底から毎分3リットル湧出している!
    箱根唯一の大涌谷湯(これが源泉で無いのは以前(確か萬岳楼)にも書いた通りであるが)とうたっているのも、この湧出量のためだろう。)

   なお、透明の温泉(単純泉)のほうは、加水のみしていないものの残念ながら、加温&循環&消毒有りであった。硫黄臭が微かに香り、もともとは良い湯質であることが湯に入ると感ずるだけに残念である。

   ・泉名→ 箱根温泉供給株式会社が大涌谷温泉より供給。(にごり湯)
   ・源泉温度→64.7℃ 。
   ・泉質→硫酸塩泉・塩化物泉 “旧泉質表示名 酸性-含塩化土類石膏泉”
       (単純泉)
   ・pH→2,6~9(6、1)
  ・陽イオン(濁り湯は総量206ミリグラム)
    →水素イオン1,27(0)・、リチウムイオン0,01(0)、ナトリウムイオン43,1(47、0)、カリウムイオン3,96(6、6)、
     カルシウムイオン104(98、6)、マグネシウムイオン39,0(39、2)、マンガンイオン1,83(0、46)、ストロンチウムイオン0,12(0、09)、
     第一鉄イオン7,07(0、5)、アルミニウムイオン5,66(0)、亜鉛イオン0,07(0)。
  ・陰イオン(濁り湯は総量590ミリグラム)
    →フッ素イオン0,46(0、12)、塩素イオン124(6、2)、硫化水素イオン18,6(0)、硫酸イオン447(455)。炭酸水素イオン(50、3)
  ・遊離物質→メタケイ酸213(157)、メタホウ酸4,05(1、5)、遊離二酸化炭素(68、9)遊離硫化水素0,4(0、12)。
  ・微量成分→総砒素0,027(0)
 (平成11年9月17日。神奈川県温泉地学研究所調べ。単純泉のほうは平成15年5月6日調べ。)

温泉力/○

ビール/×△
  (自動販売機でアサヒスーパードライのロング缶400円。
  ところが、一階の食事所では、生が飲める。アサヒのスーパードライだけでなく、富士山という生ビールが飲める。)

冷凍庫/○
   (温度調節効く。)

部屋食/×
  一階の大衆食堂的なところで食べる。(禁煙)
【面白情報】・連泊の場合、昼食はしてもらえる。
      ・そしてまたデザートを食べない習慣なので部屋に戻ろうとすると、「部屋にお持ちになりますか?」との声。

食事/△
   白魚と鷄の玉子とじなどの大衆的宿の一人分鍋が出るが、お品書きがあるのが面白い。

(氷)水/× (300円という事で驚いたが、数時間後、もう一度頼んだ時は無料サービスで持ってきてくれた。きっとこういうことが滅多にないためだろう))

寝具(寝心地)/△
   (洋室なのでベッド。狭い。)

金額/△
  9800円~
  (じゃらんからだと、更に安くなるので、じゃらんからの予約がお薦め。
   こう初めて書くのには理由がある。)

※【重要&極秘情報!】→ 普通の宿では、「じゃらんのプランでは○○ですが…」と問い合わせをすると、大概の場合は、じゃらんにマージンを支払っているため、もっと安くしてくれるか、少なくとも同料金となる。

         …なので、インターネットが出来る方は、
        『まずは』、「電話での料金よりもインターネット予約のほうが安いことが多い」し、あるいは特典が付くことが多いので、それを確認してみよう。

        『その上で』、じゃらんネットと料金の違いも時間のある方は確認すると良いだろう。

         私の場合は、出来てもそこまでしかしていないが、じゃらん以外のサイトでも、その宿よりも料金が安いこともあるし、また、そのサイトの特典というのがある。
         時間のある方は、そうした調べ方をしても良いと思う。
         特に、一泊1千円の違いなら、調べる労力や時間のほうがかかってしまうだろうが、場合によっては数万円違うこともある。
         なので、「高級宿に宿泊する場合」は、調べる労力や時間が補って余りある場合もあるので、調べざるを得ないという感じである。
        (とりわけ間際にホテルに宿泊する場合は、かなり違うことがあるようだ。
         私は、もしかしたらそういうこともあるのかな、とGoogleを検索して或るサイトを見つけたのだが、皆さんの参考になれば幸いである。
         「間際にホテルに宿泊する場合に私が活用しているサイト」→http://yoyaq.com/pc/index.asp

通信環境(インターネットetc.)/×
総合評価/△
今後/×△
 (秀明館のそばということで無ければ、前述したこの近くの三つの中ではやはり落ちる。)
※【その点での重要情報】 →「秀明館」の名湯に入るための宿泊設備としては、ここや上述のホテルグリーンプラザではなく、かんぽの宿が最も近いことが分かった。(かんぽの宿から「秀明館」まではバス停一つ分少しで徒歩5分位。)
  富士山側の部屋ですと芦ノ湖や富士山も見え、景観はとても良い。
  なお、重要なポイントは、「秀明館」に午前(昼)入る場合には、そうした近場の湯に朝は入らないほうが良いという事。
  (花月園とグリーンプラザは大涌谷の湯のため、1分くらいの入浴でもかなり独特の体調になるし、かんぽの宿は消毒、循環をしているため夕方も入らないほうが良いだろう。また、かんぽの宿の食事は×という噂を会員の方から後日聞いた。)
  ただ、近場ではないが「松阪屋本店」の場合は、秀明館の湯質と一見「陰陽」なのですが、どちらも自然な湯なので、朝入っても大丈夫なので、車があるか、タクシー料金を気にしないなら「秀明館」に連日湯治をする場合は、「松阪屋本店」を宿泊場所にするのが、箱根のご神氣スポットを二つ陰陽の形で味わえるという意味でも最もお薦めの組み合わせである。

【重要情報】→ 直感は正しい。
        (数年間、この宿だけはなぜか三つのうち行っていなかった。
         数年たって秀名館の近くという事もあり行ったがやはり。
         直感を大事にしよう。
         何故か、あそこが気になるとか、行きたくないという時にはキチンと潛在意識の理由がある。
         ただ、感情と直感は違う。)

…という訳で

 投稿者:淨潤  投稿日:2007年 3月13日(火)14時00分36秒
  ・予定通り、「花月園」をアップロードします。
 (これで、仙石原の富士山の見える安い三つの宿が紹介し終えるわけです。)

・続けて、途中だった東京の温泉宿をご紹介します。
 (そのあとで、張良さんの援護射撃に続く形で、横浜近辺の宿にしようかと思っています。)

・なお、すぐに行けない宿もあるので、東京なら東京、横浜なら横浜と全て纏まっての紹介ではなく、後日また追記するものもありますが、ご了承下さい。
 (たとえば、強羅はかなり纏めて紹介しましたが、玉樹や太陽山荘など、まだアップロードしていない宿もあります故。)

・また、宿の紹介に直接関係の無い投稿については、今後、削除するかもしれませんが、予めご了解下さいませ。

さすが…

 投稿者:淨潤  投稿日:2007年 3月11日(日)18時34分49秒
  さすが張良。

(この掲示板の順番としては、横浜近辺の温泉は、もう少し先にしようかな、と思っていたので、今、予告通り「花月園」をアップロードしようと思っていたのでした。)
 その点については今後どうしたものか…。
(張良さんは、
 「先月は体調及び疲労が困憊していたので、横浜の中心街に点在する「横浜の温泉」のある銭湯に入りまくりました。 それらを、ひとつひとつ潰して、入浴。」
 …との事。
 後半の一週間は良いですが、それまでは逆にL3と1の捩れと恥骨の変動があって、直接お会いした時はL2まで及び右がガックリと落ちていたのは湯のせいも65%以上あるとその時は言わなかったですが翌日思っていたのでした。 (しかしまあ、それでも貫くところが私みたいだけど。))
 ───というか黒湯はL3が良い意味にせよ捻じれる。(だから捩れ型は他の部位の捩れが取れる意味もありとても良い)
 一言でいえば、元気が出る。(やはり都会にはそうした湯が良いのだろう。湯も食事も土地のものが良いというのが、私の26年間の主張である。)

 ともあれ、次にどうしようかと思ってしまい(横浜の湯をアップロードするのが流れが良いのか、予告通り、仙石原の三つのうち最後を紹介するのが良いのか…)、そんな思いでここに向かっています。

 せっかくだから、ここをブログ(と言っても私にはどういうものかは把握しきれていないのですが)に移したほうが良いのかな。
 以前、義妹が、この「自然掲示板」のブログを作ってくれたのですが(現在、アドレスがこの子機では分からないのです。Googleで検索もしてみたのですが…)、ライヴドアの管轄のため途中のままにしています。それを活かしたほうが良いのかな。)

 張良さん、そして皆さんも、一番良い、アイデアを教えてくださいね。

  (なお、皆さんのお蔭で、私の現存する整体指導者で最も尊敬するJ先生に、この掲示板の箱根を中心とするものを持っていったところ(まっちゃん有り難うね!)、とても喜んで下さり(直接お目にもかかって仰って戴きました)、私も家族亡き後、久しぶりに嬉しい時が持てました。
   皆さんのお蔭です。 本当に有り難うございます。
  …そんな理由もあって、この掲示板にとって一番良い形をと書いてしまったのでしょう。)
  何か、意見などありましたらどうぞ。

復活祝! 特別寄稿:横浜温泉

 投稿者:張良  投稿日:2007年 3月 9日(金)01時34分41秒
  劉邦殿のデーターが大半が復活されたようなので、勝手に当方より特別寄稿アップします。

横浜市内にも温泉あり。 横浜温泉レポートです。


 先月は体調及び疲労が困憊していたので、横浜の中心街に点在する「横浜の温泉」のある銭湯に入りまくりました。 それらを、ひとつひとつ潰して、入浴。
一月ほどかかりましたが、大岡川(横浜の中心を流れる川)沿いにある横浜の温泉に絞って紹介します。
横浜の温泉の特徴として、「黒湯」で基本的には16C位の冷泉を湧かしています。
純重曹泉という表示で(主にHCO3とNa+)、有機物(COD)を多くふくむため、独特の黒い色になっていますが、その不純物に色々秘密があるようです。  かなり暖まります。  そして430円で(笑)。
掛け流しではなく、湧かしてそれに塩素を多少うって、巡回させているのが一般的ですが、それなりに楽しめます。(一部黒の水風呂はそのまま使っているケースもあり)個人的にはこの黒湯はあたためるよりそのままの状態の方が(16C)が生きている感じがする。
基本的に体感的には皮膚にきます。 そして手足や指先。 風呂上がりは暖ま感は強く、腰にもけっこう響く。

利世館: 中区伊勢佐木5ー127
     伊勢佐木モールの真ん中の妖しい裏通りになぜかある、鉄筋コンクリートの銭湯。お湯の感じも中々良し。 入っていて気持ち良い。 力強い感じとなぜかピュア感もある。 お客さんは外国人やボディーペインティングの筋の方、地元のお年寄り、子供、等、色々な方が活用、横浜の神髄を体験できる。 飲むと麦茶のような味、若干甘さあり。 結構入る人多く、ややお湯が汚れている時あり。 お気に入り。
末広湯: 中区末吉町4ー78
     古い銭湯そのままの感じ。 かなり寂れて枯れている建物だが、横浜在のアーティストのロコ サトシ氏のペインティングが内装として描かれている。 お湯は他の黒湯に比べると弱い感じで軽い(やや枯れ気味)、その分を温度をかなり上げているのか、かなり熱い。 良い書が飾ってある。 聞くとひとつは御主人ので、もう一つは魯山人らしい(彼は昔は福田大観という書家だった)。
大和湯: 南区吉野町3ー15
     地下鉄の吉野町駅出口をでると、真後ろにぽつんと、時間の軸が昭和30年でとまっているスポットがある。 そこに昔ながらの銭湯の建物がたつ。高い番台も健在。脱衣所の中はとても倫とした感じが在る。 焦げちゃの木目が光る、古いが清潔。 天井も高い。 お湯は黒いなとかなり実感できる。 温泉の浴槽は小さいが、深度90cmほどあるので、立っていても少し浮く感じが体感できるので楽しい。 ちなみに御主人の名前は長谷川です(謎)。
横浜天然温泉くさつ: 南区井土がや上町21ー29
     銭湯というよりスーパ銭湯にちかい設備。 近代的で中も設備も新しい。 P完備。黒湯の内湯、半露天(でも外は見えない)在り、そして黒湯の水風呂あり。
お湯かかなり黒い。(水の視界度10cmまで) 黒湯独特の匂いがかなりする。 あったまた後の黒い水風呂はなんともいえない快感がある。 内感しやすいと思う。 水道水の水風呂とは明らかに感じかたが違う。 このお湯もっと気持ち良いお湯であるはずだが、氣のせいかもしれないが、消毒に塩素は使われているのだが、ここの塩素の濃度が高い感じがする(塩素臭)?
中島館: 南区中島町4ー75
     こちら最近近代的な銭湯にリニューアルオープンしたもようで、広くないが新しく綺麗で、そしてアットホーム的な要素も在る。(弘明時という昔ながらの下町界隈にあるのだが、その感じそのもの) 黒湯の露天(風景はみえないが空は望める)は岩で囲まれ、少し趣きはある。 そして黒の水風呂あり。 色は大和湯より濃く、くさつよりやや薄い。 水風呂についてあるジャクチをひねると黒い水が出るが、緑茶と番茶がまざった色だが、それがだんだん黒くなる。 不思議である。 お湯の感じもかなり気持ち良い。 つるつる感というか、気持ちよさがある。 飲むとお茶ぽいし、ガスを感じる、なかなかいける。
若宮湯: 南区通町4ー82ー1
    鉄筋コンクリート建物の銭湯。 建物はやや古く小さいが、中島館のお湯の良い所がもっと濃厚になった感じ。 お湯的にはかなり良い。 濃いのでツルツル感というか包まれている感触ありながらも、ピュア感というか静かな感じの個性もある。 黒湯にはジャクジーうってないので、静かにお湯の感じを味わえる。もちろん黒の水風呂あり。 黒湯はかなり黒い(視界度5cm)。  お湯が常に出てたされていて、頭にお湯が落ちるような体勢とれるので、滝行のようなこともできる(笑)。
「貫」表示の昔ながらの体重計もあります。 なぜか館内はジャズが流れていた。
ここだけ内感てきに背骨にすっと動き感じや呼吸系にも(あくまでも個人的体験及び体調もあるので、参考にならないかも)。

ありがとうございました!

 投稿者:淨潤  投稿日:2007年 3月 2日(金)22時11分15秒
   その後、ここで皆さんが書いて下さったアプローチを全てゆうさんが調べて下さり、試供版を多く試しました。
 その中で、superファイル復活3というのを使った時に以前失ったものが出たので購入。(他にもRe mailも購入しましたが。)
 しかし、その後が難産で、復活しても読み取れない。
 そこで何かの時の「救世主」をお呼びして、その神業に目を点にしているうちに、ファイルは復活し、読み取れるように。

 感動でした。

 もちろん、全てのファイルが復活したわけではないのですが、現在50個は復活。
 そうなると、それ以外の数十個は、あそこは二度と行けないのに…などと思うのが人情の嫌らしさ。
 将棋指しは、99%良くされても1%嫌なことをされると、その人をずっと嫌悪する、とよく言われるのだが、そうした閉的な人(体癖)は別にしたいのだが。。。
 体癖的にそうもいかず、ともかく復活出来なかった数十個の宿には再び訪れることに決めた。

 ともあれ、皆さんのお蔭で、半分以上が救出できました。
 (これで、皆さんに紹介の続きや、順平先生にも、宿の細かい紹介が出来るというもの。)

 この場を借りて、皆さん&ゆうさん&救世主(マコ)に、心から御礼申し上げます。

 本当にありがとうございました。
※なお、続きは以前にも書いたように東京の温泉宿の続きなのですが、ドーミーヴィラもフォーシーズン(椿山荘)の情報も復活できなかいほうであったため、再度、そこに行ってから紹介するか、あるいは、東京の宿のシリーズのあと現在、箱根仙石原の安い宿が2軒紹介されているので、もう一軒ある紹介したい宿を先に紹介するかもしれません。
 …というわけで、東京か仙石原の安い宿かどちらかということで、ご期待くださいませ。

湯治探索記17 (2007年「氣道」協会会報4月号に掲載予定の文章です。)

 投稿者:湯氣  投稿日:2007年 2月24日(土)23時07分52秒
              「『箱根』で最高の湯治場所&宿はここ!!」


淨潤湯垢離(湯治)之神からお呼びがかかる。
何だろう…、緊張だ。

「貴方にたっての頼みがある。」

そち・そなた・君・お前、のあとは貴方になったぞ。
し、しかし、神からの直々の頼みとは、ますます緊張。。。

「実は昨日、東京道場を譲り受けた恩師のJY先生がわざわざ杖をついて顔を見せに訪れてくれてな。
 その後、箱根のような近場で良い湯治場をに教えて欲しい、と仰る。
 そこで、それなら一番相応しい者がいるので彼に伝えさせます、と答えておいた。」

ちょ、ちょっと…! JY先生ってHN先生の一番弟子の方ではないですか!
しかもその先生ご自身が箱根通であることは私でさえ知っておりますが。。。

「先生の膝が癒され、休憩している指導を復活できるかどうかは全て貴女にかかっている。」

 あ、貴女?
 し、仕方ない、やります。

…とは言ったものの。

 そして、二カ月が過ぎる。そのため会報も一カ月お休みしてしまった。
 そして書いた…

(手紙)

淨潤湯垢離之神からの依頼にて、不肖愉氣、お手紙申し上げまする。
大先生のお眼鏡に叶うかどうか分かりませんが、
とり急ぎ、湯質を重視したお薦めの宿(湯)を列挙してみました。
既に行かれた所も多いかとは思いますが、ご参考になれば幸いです。


【箱根】

●「秀明館」

 箱根では最高の湯だと思います。

 箱根では珍しい明礬泉のためか、古くから眼病に効く温泉として知られており、平安時代の武将・源頼光の忠臣であった坂田公時こと、金太郎(幼少時の名前)ゆかりの湯としても有名。ある時金太郎が枯れ枝で目をさして見えなくなったとき、姥が箱根権現のお告げでこの姥子温泉を見つけ出し、金太郎の目を洗ったところ全快したと伝えられていて、「姥子」という地名もこの伝説に由来していると言います。(なお、夏目漱石もここで眼病を癒しました。)

 「まるで湯による鮮烈な『愉氣』」と思わせるこの湯は、まさにご神水ならぬご神湯という感じで、ぜひ行って欲しい裏の祠も、箱根神社よりご神氣に溢れ、私はこここそ本当の箱根神社だと思っております。(その脇の大涌谷に繋がる山道も数十mだけ(橋を越える辺りまで)登ってください。祠とその場所は、「淨潤湯垢離之神箱根極秘スポット1」です。)

 まるで箱根とは思えないような氣に満ちた場所ですが、野口先生の記念館とも近く、また拙感では、野口先生と同じ「匂い」を感ずる「湯」ですので、最もお薦め致します。
 その意味でも(大先生の膝にとっても)、ここの湯は箱根で最もお薦めで、おそらく金太郎よろしく一日でなく連日入っていればかなりの効果が得られると確信します。

 (ただ、惜しむらくは宿泊が不可なので、この湯を活用するとなると近場で宿泊するしかありません。その意味では、次の「松阪屋本店」は遠いですが、そこで宿泊して、ここに日中行くのも一つの手だと思います。)

(続く)

本当にありがとうございます。

 投稿者:淨潤(劉邦)  投稿日:2007年 2月 6日(火)17時24分8秒
  BPさん、春暁さん、本当に有り難うございます。
(大変手間がかかったでしょうに…)

こうして皆さん(増田さんも調べてくれました)が協力して下さるのが、何より嬉しく、また、とても心強いです。
本当に有難い。何より得難い方々だと思っています。

孟子さん、ゆばなさん、朝霧さん、ご投稿感謝です。
時間と労力を使って、かなり一生懸命書いた文章たちだったので、それらの子供が一瞬に失われたショックで暫くここも開けられず、(そのため会報3月号はついに湯氣さんのコーナーも休載にしてしまいました)
こうして皆さんへのレスが遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

まずはBPさんのやり方で試し、そして春暁さんのやり方をどなたかに依頼しようか、と考えていますが、どういう順序がいいのか分からないので、ゆうさんにも聴きながらにします。最初からBPさん紹介の業者になるかもしれませんが…。もし良い案がありましたら仰ってくださいませ。)
そして、復旧した暁には、ここですぐにお伝えします。

そして、暫く行っていなかった湯垢離(ゆごり=湯治)を復活させ、また皆さんに新たな情報を提供し、
同時に其処で得られたエネルギーを、整体をはじめ「氣道」の指導に還元してゆきたく思っています。
楽しみに待っていて下さい。

本当に感謝。

福住楼、桜3。

 投稿者:孟子(も~こ)メール  投稿日:2007年 1月23日(火)18時04分43秒
  わたしも許可なくすみません。福住楼、お部屋の2面がお窓なのですか、、、。桜3情報、ありがとうございます。。。お川の流れる音、いいでしょうねー。。。音がリアルに聞こえてきます。子供の頃から親しんだ音なので。。。まーるいお風呂も入りたい。御本も読みたい。すべて了解できる方と、一言も言葉を交わさずシンとして一泊したら、心が休まるでしょうね、、、。子供の頃からみていた渋ーい夢です。。。

ゆばなさん

 投稿者:朝露  投稿日:2007年 1月23日(火)09時34分58秒
  と同様 お勧めの温泉のご紹介を待ちわびているものです。
(いいのかな、書き込んでしまって・・・許可なくすみません)
お陰さまで温泉の素晴らしさに目覚めました。
しかも箱根や湯河原など 近場でこんなに豊かな気持ちになれる素晴らしい体験ができるとは。
知らずに一生を終えるところでした。感謝です。

ゆばなさん
わたしも『福住楼』のあの丸いお風呂のお湯が今のところ「大好きNO1」に君臨しています!入ったときの幸福感がたまりません。
しかも確か泊まったお部屋もゆばなさんと同じ「桜3」。お部屋の2面が全て窓でしたよね?
国道からすぐなのに それを全く感じさせない まるで山奥にいるかのような不思議な静けさを感じるお部屋でした。
大きな百日紅の木があったので初夏の頃は素晴らしいでしょうね。
渓流の音に涼みながら日がな読書をしたりして過ごしたいものです。

『強羅環翠楼』と『福住楼』

 投稿者:ゆばな  投稿日:2007年 1月21日(日)17時47分27秒
  (割り込み失礼致します)

久しぶりにここへ立ち寄らせて頂きました。
劉邦様のなくし物が見つかるといいですね。
でも、ここでご提供してくださる情報ほどでなくてもいいので、
感じだけでもいいの、ちょっとしたコメントだけでもいいので、
引き続きお勧めの温泉宿のご紹介を続けていただけたらと思うのですが、ダメでしょうか?

私はあれから、劉邦様お勧めの『強羅環翠楼』と再び『福住楼』へうかがいました。

『強羅環翠楼』では日帰り温泉とお食事を楽しみました。
素晴らしいお庭を拝見しながらのお食事とお湯。
日帰りプランは朝11時~午後2時までと時間が短いので
次回は一泊して朝、お庭で朝お散歩。。。春がいいかしら?
やはり、一泊しないと100%体感出来ませんものね。

『福住楼』は、どうしてもあのお湯にもう一回・・・と思い年始に伺いました。
昨年は様々な温泉へ行ったのですが、私の中では『福住楼』が一番でした。
今回宿泊したお部屋もよかったし(たしか桜3だった気がします)、
何より冬のカラッとした感じもよかったです。(前回は夏だったので)
私は何故か『福住楼』に惹きつけられます。
建物とか食事とか景色ももちろん全て素晴らしいのですが、
何か・・・、目に見えない‘何か’にとても魅力を感じます。
ここへ来るととても素になれます。
力が抜けて、心地がいいです。

いつもステキな所をご紹介して頂きありがとうございます。

びっくりしたなーっもうっ

 投稿者:孟子(も~こ)メール  投稿日:2007年 1月17日(水)21時09分38秒
  先生っ!彼女のなくしものは、先生の仰った正にそこから数日後に見つかったそうですっっ!!!マサカ、とは思いましたが、マサカホントに。。。。以前、大切な書類をなくしたままライブに行き、次の日に見つかった、という経験があったもので。。。先生の無くしものもみつかりますよう。。。そして実はここ、初めてお散歩にきたのですが、こほろさん、とか書いてあって、びーーーっくりしましたよーっ!しかも有名な、らしいじゃないですか!参るなー(照れっ)なんかよくわからないまま、漢字で名前書きルールがあられる?ようなので、愛読書『十八史略の人物列伝』から、マイヒーロー『孟子』からいただいてみました。も~こ、でした。そして親戚は塔の沢から居を移してしまいました。。。も~こは、子供の頃からの憧れの、環翠楼に、王子と宿泊しました。(願望実現法マスター)

既にご確認かもしれませんが、念のため…。

 投稿者:  投稿日:2007年 1月17日(水)00時47分8秒
  http://www2.biglobe.ne.jp/~snagano/factory/oe/oebackup.html
を見ると、Outlook Expressのメールデータは、PC内に、拡張子が *.dbx というファイルで、以下のいずれかに存在するようなのですが、
 C:\Program Files\Outlook Express\[ユーザー名]\
 C:\WINDOWS\Application Data\Microsoft\Outlook Express\[ユーザー名]\
 C:\WINDOWS\Profiles\[ユーザー名]\Application Data\Microsoft\Outlook Express\
もしまだでしたら、一度ご確認なさってみてはいかがでしょうか?

データ復活サービス

 投稿者:BP  投稿日:2007年 1月16日(火)18時21分2秒
  以下のような業者があるようです。

http://www.onecmatch.com/tc/on/list.php?m=1681


データ復旧ソフト

 投稿者:BP  投稿日:2007年 1月16日(火)12時10分8秒
  こんにちは。よい漢字のハンドルネームが思いつかないので、BPのままでよろしくお願いします。ファイル復旧ソフトですが私自身は古いマック用のものしか使用したことがありませんので試したわけではありませんが、とりあえず、以下のページにたくさんのオンラインソフト(試用版など)がありますので試されてはいかがでしょう。それからデータを復旧させたいパソコンはあまり使わないようにして消失した時点でのハードディスクの状態をできるだけ保つようにしたほうがよいと思います。新しいファイルやメールを作成、受信しないようにしたほうが復活の可能性が高いと思います。

他に業者の復活サービスもあると思いますが、高額かもしれません。また何かわかったら投稿します。

http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win/util/disk/care/


よろしくお願いします。 (どうぞ、この掲示板にて救出方法を教えてくださったら有り難いです。)

 投稿者:淨潤(劉邦)  投稿日:2007年 1月12日(金)22時04分45秒
   下でも書きました通り、膨大な宿のデータが紛失してしまいました。

 こほろさんのようにはいかず、USBデータも見つからず、完全メール復活(jungle社)のソフトでも無理。(張良氏の援助も難しく…)

 ただ、完全メール復活のソフトを購入しようとした時に、Google検索で、別のソフトの試用版を試した時には、「あ、復活できるかもしれない」と思ったのです。
  (もう一度、それを試そうとしても、どうにも検索できないのです。ソフト名も忘れてしまいましたし。)


 どなたか、良いソフト、あるいは方法があったら教えてくださいませ。

 (方法といえば、先ほどレジィストリを扱って救出する方法があるらしいことを知ったのですが、以前もレジィストリをいじって失敗したことがあるので、その方法は最後の手段にしたいのです。)

湯治探索記17 (2006年「氣道」協会会報2月号に掲載の文章です。)

 投稿者:湯氣  投稿日:2006年12月28日(木)21時47分15秒
   箱根旧街道「弥栄湯」良かったなあ~温泉マーク
 確かに天山湯治郷以上に日帰りの魅力があった。他にも、こうした大衆浴場で良いところが箱根にはあるんだろうなあ。
 ねえ、淨潤湯垢離の神さまっ! (…と袖を引っ張る)
「最も有名なのは堂ヶ島の『楽遊壽林自然館』、傍の『太閤湯』、そして大平台の『姫の湯』、そなたが前回言ったわさわさしていないアルカリ泉の湯となるとじゃな…」
 今度は、また「そち」から「そなた」になったぞ、(前回は「きみ」まで言われたけど)まあいいや。 とにかく、
 行ってきま~す!! ♪
「お、おい、待て、お前…」

 いやあ、今回も良かった。
 前回のタイムスリップ感や閑かな漂いは無かったけど、レトロな感じと地元の人が行く親しみがいいなあ。
 しかも、このコーナーでも最初の頃に紹介した福住楼と環翠楼のすぐそば。つまり私の大好きな気品があって温泉力が強く、そして体が気体化してしまうアルカリ泉の塔の沢温泉なのだ。
 そのためか、塔の沢に住んでいる人は何故か長生きなのだそう。
 しかもしかも、この大衆浴場は、「速読&速聴掲示板」で有名な会員、こほろさんのご親戚が共同経営しているところなのだそうだ。 余計に心まで温まって嬉しいなあ。

地名(温泉名)/ 箱根塔の沢(国道沿い)
住所/神奈川県足柄下郡箱根町塔之沢112
名称/ 上湯温泉大衆浴場
交通/箱根湯本駅から徒歩15分。(箱根登山鉄道、塔の沢駅から徒歩6分)
湯質/◎

申し訳ありません。 暫し休載させて戴きます。 _(._.)_

 投稿者:淨潤(劉邦)  投稿日:2006年12月 2日(土)22時12分41秒
  何と馬鹿なことに、ここに書く湯の情報が全て入っていたUSBメモリーを紛失しまった。
実に60ヶ所以上の情報が入っていた。
(…というより、それぞれの情報の中に、「氣道」との繋がり(湯の活用法も…)や、湯に対する新視点、極秘情報などを満載していたことのほうが、喪失感が大きい。)
ショックというか、唖然となり、今を迎えている。
この続きは、流れから言って、
東京近辺の当時宿(ホテル・エミオン・東京ベイと最近出来たドーミーヴィラ八丁堀、そして椿山荘の三宿)を紹介し、
続いて、一年以上前に行った丹沢の名湯(七沢温泉、広沢寺温泉、かぶと湯、飯山温泉、陣屋)を紹介し、
そして、箱根の続き(三河屋旅館、富士屋ホテル、はつはな、楽遊壽林自然館、その他多数)を紹介しながら、湯河原と伊豆の名湯か、横浜のとっておきの浴場を紹介する予定であった。
───すでに書いたそれらの文章は今手許にない。

現在、その10㎝足らずのメモリーステックを探しているところ。
(新幹線の中にも、車中にも、見つからなく、無くし物を探す名人に頼もうと思ったら、今日、ライヴハウス(エアジン)でこほろさんから「先生、ミキさんの○○は何処にあると思いますか?」と尋ねられた。ここだよ、と言ったのだが、その私が無くしていることを思い出し、明日からは発見の旅(まるで瓜生先生みたいだ。そう言えば今日のライヴの坂元さんも瓜生先生繋がりだ)に勤しむことにする。

 そういうわけで、このホームページも見つかるまで、暫し休載とさせて戴くが、ご寛容戴きたい。
 その後の経緯は、この場にて、お伝えします。

※もしも、コンピューター(アウトルック)で、一回書いて「下書き」にしまったものを削除してしまったものを復活させる技術をご存じの方がいらっしゃいましたら、
ぜひとも教えてくださいませ。
 ここで教えて戴くのも無理があると思いますので(合法的なら、それはそれで有り難いのですが…)、申し訳ないのですが、電話045-261-3300か、メールmail@npo-kido.com、あるいはFAX045-261-3304までお願い申し上げます。

温泉探索記(15)。(会報2006年:1月号掲載の文章。なお以前の岩の湯の文章は(14)2006年11月号掲載でした)

 投稿者:湯氣  投稿日:2006年12月 2日(土)21時48分56秒
  奥鬼怒温泉、長野の仙仁温泉と遠出をした私は久しぶりにまた箱根の、しかも体が気体になってしまうよなアルカリ度の高い温泉につかりたくなってしまった。
思い浮かぶのは天山だが、他にももしもあれば、もしも、もしもし淨潤湯垢離の神さまっ。
「そちは温泉とは湯だけでなく宿のトータルなものを修養にしているのではなかったか。」
おや「そなた」から今度は「そち」か。まあ、ここはおとなしく…
「箱根のアルカリ泉で、しかも天山のようにわさわさしていない日帰りできるところで…」
「ならば○○が良かろう。湯本駅からは三枚橋を渡って旧街道を歩くのも風情があって良し、滝通り温泉場のほうから上がっていくのも箱根の温泉街の雰囲気を…。お、おい。きみ。」
 行ってきま~す! ♪

 いやあ実に良かった。
 行きは箱根数百年の歴史が感じられてしまう旧街道を。タイムスリップしてしまったら、その浴場はまさにのレトロ感。着替えから受付の炬燵から番頭のお爺さんもまたレトロで優しくて…。
「ここは、ぁ、ぁあったたまるよ…。」

地名(温泉名)/ 箱根湯本旧街道沿い
名称/ 弥坂湯(公衆浴場)
交通/ 箱根湯本駅から徒歩12分位。三枚橋から旧街道を上がると左側にある。
    あるいは滝通り温泉郷の入り口から真っ直ぐ弥栄橋を渡り弥坂を上がり、旧街道にぶつかった所。
湯質/◎
温泉力/◎~○
金額/ 500円(450円+入湯税50円)午前9~午後8時半。木曜定休。
総合評価/ ◎
 来て良かった。身も心も拭われた感じ。帰りは少し旧街道を登って、天山の蕎麦屋(はつはなより美味しい)の外で森を見ながら蕎麦がきをツマミに恵比寿の生を…。

 Bamboo 長寿湯   o(^o^)o!

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年10月28日(土)23時04分2秒
  地名(温泉名)/ 箱根仙石原
住所/〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1245-725

名称/ Bamboo 長寿湯

電話/ 03-3805-3278 (0460-5-2228)
ホームページ/無し(外国のは有った)
交通/電車→ JR小田原駅乗換、箱根登山バス湖尻桃源台行「温泉荘」下車。
   車→ 首都高速から東名高速道路へ~東名御殿場IC~国道138号線を箱根方面へ。仙石原交差点右折し、県道75号線を15分程走行。

動機/ じゃらんに『姥子温泉』として紹介されていたのを見て。
    (姥子の温泉は秀明館ただ一つと秀明館の方にも言われていた。(2005年))

    また、『粘土のような濁り湯がクセになる?』とも書かれていたので、大涌谷の源泉ではあるだろうが、一度確かめに行きたく思っていた。

宿の簡単な説明/ 旅館的雰囲気では全くなく宿舎風。行くまでの道で分かるが、ここら辺は宿も無く、何かの寮か宿舎しか無い場である。小ぎれいで良い。

チェックイン&アウト/ 午後3時~午前10時

風呂/ 〇
    内湯 男1女1
    (女風呂のほうが広く見晴らしも良い。貸切り状態(他の人が泊まっていない)だとそちらを入らせてもらえる。)

湯質/ ◎

   源泉100%掛け流し(消毒&循環&加水&加温無し。夏場、お客さんの要望があった時のみ加水することもあるのだそうだ。)
   ・泉名→ 箱根温泉供給株式会社が大涌谷温泉より供給。(にごり湯)
   ・源泉温度64.7℃ 。
   ・泉質→硫酸塩泉・塩化物泉 (旧泉質表示名 酸性-含塩化土類石膏泉)
  ・陽イオン(総量206ミリグラム)→水素イオン1,27・、リチウムイオン0,01、ナトリウムイオン43,1、カリウムイオン3,96、カルシウムイオン104、マグネシウムイオン39,0、マンガンイオン1,83、ストロンチウムイオン0,12、第一鉄イオン7,07、アルミニウムイオン5,66、亜鉛イオン0,07。
  ・陰イオン(総量590ミリグラム)→フッ素イオン0,46、塩素イオン124、硫化水素イオン18,6、硫酸イオン447。
  ・遊離物質→メタケイ酸213、メタホウ酸4,05、遊離硫化水素0,4。
  ・微量成分→総砒素0,027
 (平成11年9月17日。神奈川県温泉地学研究所調べ。なお、全て0、00のものは省略。。)

   湯の底をすくうと、まさに柔らかい粘土のよう。全く同じ大涌谷からの供給湯でも、なぜここはこんなに泥状の湯になるのか?
   (給湯と排水口の関係などで、湯の花が体積しやすい風呂の構造になっているのではないだろうか?
    …と思っていたが、後日、一緒に行ったW氏にそのことを言うと、「それ『だけ』ではなく、あそこは人があまり来ないからですよ」と言われる。
    一瞬、「え?」と思ったが、「一週間に一回だけの浴槽洗浄だと言っていましたよ」というW氏の続く言葉に納得。
    掛け流しで、かつ排水口が高い位置にあるため、湯の上澄み部分は排水口から流されるが、質量の重い湯の花部分は体積し、それも「客があまり来ないために、湯がかき混ぜられることがなく」そのまま上澄みは一週間ずっと排水口から流されていく、ということなのだろう。
    納得し、思わず「なるほど!」と言ってしまった。
    (そして、次の瞬間には、「だとすると、あんなに良い宿を応援して賑わって戴きたいのだが、そうなると…」と、まるで、静かで落ち着く居酒屋などを見つけた気持ちになったのであった。)

 追記/ また後日、「氣道」協会スタッフのM史が一人で行く。その時は宿の主人と直接話せたのだそうだが、大涌谷から引いている湯は、ここの前の通り(バス通り)までが泉質が良い、とのことを強調されていたとの事。
    それは他と較べても実感できる。
    そのため、「排水口の位置」「かき混ぜられない事」の二点に続く三点目の重要な理由となったのであった。

    よく温まり、皮膚より内側に強く湯力が浸透する。肝臓、腎臓が引き締まり、呼吸器系統に影響がいく。

温泉力/ 〇~◎

接待/ ◎
    新しく入ったばかりという(2005年)料理長が、女将さんやご主人のかわりに宿を管理しているが、その方がとても腰が低く、気遣いのある方で嬉しい。
    こちらも勝手を言うのであるが、嫌な顔一つせず対応してくれるのには申し訳なくなってしまう。

    (後日、行ったときも温かく迎えてくれた。
     また、その後日も。)

※また2006年11月の湯治合宿の予約時にも、「長谷川先生ですか!」と予約代金を限りなく安くしてくださった。
 (あの人にそんな権限ないのに… きっと口添えをしてくださったのだろう。その位の良い方だ。)

 とまれ『皆さんにお願い!』

 「もし、今後、ここの宿にそのような接待で、しかも安く(?)泊まりたい方は、私(mail@npo-kido.com)まで、ご連絡くださいませ!」

  私から宿に一報入れさせて戴きます!
  (そうでないと、宿の方にご迷惑がかかってしまうと思うので。)
     (ですから、逆に「淨潤はそう言っているが、安くなくともいいから、何も言わずに行ってみたらどんな感じだろう。」というので行って下さっても、とても嬉しいですし、その場合は何もご連絡なくてもちろんOKです。
      ただ、くれぐれも、安くしてなどと、ご無理を言わないでくださいね!!
      宿にご迷惑がかかるだけでなく、「氣道」協会関係者も肩身が狭くなってしまいますので…。)

  なお、近くの仙郷楼etc.の高級旅館と比べる(雰囲気&湯質)のも非常に一興だろう。

客室/ △
      ビジネスホテルの和室という感じだが、手入れは行き届いている。
      (トイレ無し。(しかし近いし他の方もいないので気にならない。こんな宿はまず無いだろう。) 布団も自分で敷く。)
  (客室からの景色/〇 どの部屋からも富士山が見える。

雰囲気/◎
     静かで、仕事もはかどる。
      (泊まった部屋/一回目、乙女。二回目、神山(ここは洗面所はあった) )

周囲/ ◎

自然度/ ◎

良い場所(イヤシロチ)?/ ◎

ビール/ 大瓶600円。(素泊まりの場合、持ち込み可。)
冷凍庫/ ◎
   部屋には冷蔵庫も無い。廊下に共用のがあるのだが、その冷凍庫は非常に冷える。そのため、ここではどの宿よりも冷えたビールが飲める。(!)

部屋食/ ×
   素泊まりの場合は、もちろん部屋で食事できる。
   (別場所の場合→ 喫煙/〇)

食事/ 〇
   素泊まりで予約し、+1500円で夕食を付けることができる。
   その時は鍋物であったが、豊富な野菜に驚いただけでなく、その味よりも作る料理長の心がこもっているのが感動であった。
    (T_T)

   (その他、ここでは書けない程の感動が幾つもあった。)

(氷)水/ 〇
   氷の場所を教わったので自由にとっていい。(私の場合…)
   水は水道水だが、ポットに温泉を入れての『氷温泉水』も、ここの場合、肝臓が引き締まって良い。

寝具(寝心地)/ △〇

金額/◎(三重マル)
   10000円。(極秘情報…電話で予約すると一人でも1万円で食事が付く。)
   ネットからの素泊まりだと一人でも9700円で、二人だと7500円。

   …というのが、去年までの情報であったが、今年(2006年)は値上りしているため、この料金では無理。

通信環境(インターネットetc.)/ 〇△

総合評価/ ◎(初めての四重マルである)

連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/ ◎
  数日~一週間。
  ぜひ合宿に用いたい。
  整体はもちろん、周囲の自然環境も良いので【心の学校】や瞑想にも用いることができるし、「氣道」協会でのあらゆる講座合宿に活用できる場所である。

今後/ ◎ (ぜひ、いつか!)

※そして、2006年11月の「初『「氣道」研修合宿』」が相成った。

              o(^o^)o!

ロッヂ富士見苑

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年10月24日(火)15時07分5秒
  地名(温泉名)/ 箱根・仙石原高原
住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1245

名称/ ロッヂ富士見苑

電話/0460-4-8675
ホームページ/ http://www.fujimien.com/index.htm
交通/ 電車→ JR小田原駅乗換、箱根登山バス湖尻桃源台行「南温泉荘」下車。
    車→ 首都高速から東名高速道路へ~東名御殿場IC~国道138号線を箱根方面へ。仙石原交差点右折し、県道75号線を15分走行。

動機/ じゃらんネットで安い宿としてよく目についていたためと、長寿湯の近くということで、箱根のイヤシロチを堪能しながらの今後の氣道の合宿として長寿湯とどちらがいいかと調べたく行った。

宿の簡単な説明/ 国民宿舎でもある。(和21室。洋室。和洋室1室。)
チェックイン&アウト/◎ 午後1時~午前11時
  (夕食無しならチェックインは午後10時まで大丈夫。
   また、チェックアウトの11時は普通の宿より一時間遅めであるが、この一時間はこの周囲の自然のリズムに合っている感じが何度もした。
   そのためチェックイン&アウト時間なのに評価をしてしまった。)

風呂/○
   男1。女1。
    展望大浴場からは客室と同じく、仙石原、箱根外輪山、富士山などが見え、湯に入りながら、窓を開けて外の景色を眺めれば、まるで露天風呂である。
     (平日であったためか、夕そして朝も一人で広大なパノラマを味わえた。)

湯質/○
   源泉100%掛け流し(消毒&循環&加水&加温無し。夏場、お客さんの要望があった時のみ加水することもあるのだそうだ。)
   ・泉名→ 箱根温泉供給株式会社が大涌谷温泉より供給。(にごり湯)
   (長寿湯と同じはずなのに、かなり薄くあっさりとして感じるのが不思議である。湯感だけでなく味も。)
   ・源泉温度64.7℃ 。
   ・泉質→硫酸塩泉・塩化物泉 (旧泉質表示名 酸性-含塩化土類石膏泉)
  ・陽イオン(総量206ミリグラム)→水素イオン1,27・、リチウムイオン0,01、ナトリウムイオン43,1、カリウムイオン3,96、カルシウムイオン104、マグネシウムイオン39,0、マンガンイオン1,83、ストロンチウムイオン0,12、第一鉄イオン7,07、アルミニウムイオン5,66、亜鉛イオン0,07。
  ・陰イオン(総量590ミリグラム)→フッ素イオン0,46、塩素イオン124、硫化水素イオン18,6、硫酸イオン447。
  ・遊離物質→メタケイ酸213、メタホウ酸4,05、遊離硫化水素0,4。
  ・微量成分→総砒素0,027
 (平成11年9月17日。神奈川県温泉地学研究所調べ。なお、全て0、00のものは省略。)

温泉力/○(~△) (これまた湯質同様、長寿湯よりやや弱く感ずる。)

接待/○
   気遣いある応対。温泉宿の応対というよりはホテルの応対と思って良い。
客室/○
   この料金でこれだけの部屋なら大満足である。これが東京なら1万円どころではないであろう。(泊まった部屋/301(このロッヂ唯一の和洋室。))
   清潔で掃除も行き届いている。トイレも綺麗である。
景色/◎
    ここは、景色が御馳走である。
    部屋からの景色は、晴天にも恵まれ、箱根外輪山そして富士山が見える。(これは、風呂や特に4階のレストランはもっと見える。
  ★やはり東京近場で、景色も周囲の環境も良い自然に親しめる湯治(温泉)となると、箱根の仙石原を越したこの辺りが、私のお薦めスポットである。
   箱根湯本駅からバスで1時間弱揺られる(バス代も1000円程かかる)ので、同じ箱根といっても遠く感じるのであるが、拡がる景色で心を休めたい方にはお薦めのマル秘スポットがこの辺りで、これが仙石原ではこうはいかない。
  (よく知人に「仙石原は箱根の天国(天界)である」と言っている。
   車やバスに載っていると気圧の変化で標高が高くなるのを耳に感じるが、一般の方だと、箱根の場合、まず大平台を越した辺りで一回感じ、耳抜きをする。
   そして、次は宮野下までに1~2回、そして…、というように、耳抜きをする毎に、空気の清澄さの変化を感ずる。
   (実際、大平台から宮野下までの短い間に200m近く上がり、次の小涌谷までで100m上がるのである。)
   さらに強羅、そしてついにその裏の仙石原とまでいくと、皮膚感覚でもここがかなり地上とは異なる空間であることが感ぜられる。
   そしてまた地形的にも仙石原というのは、そうした雰囲気を醸す理由があるのかもしれない。
   しかし、仙石原の中心地はかなり賑わって来たため、中心地についてはこの20年の間での私の評価は変わった。
   けれども、私にとっての仙石原というのはススキの高原であり、その周辺の雰囲気は今もって変わらない。
   風にそよぐススキ野原の姿は、いつもこの世でないあの世を感じさせてくれる。
   今日も「私が死んだ時には、ここに骨をばらまいてくれたら…」などと、ふと思ったものだった。
   そこを越え…、
    …その辺りが、イヤシロチ(心身が活性化され、氣の巡りが良くなる場所のこと)、ご神氣スポットでもあり、かつ富士山も臨める場所なのである。

周囲/◎
イヤシロチ(心身が活性化され、氣の巡りが良くなる場所のこと)/○
ビール/◎ (レストランには生ビール有。部屋では自動販売機で購入するスーパードライとなるが…)
冷凍庫/× (部屋には冷蔵庫も無し。)
部屋食/ × (4階レストランにて。昼食もOK。)
(別場所の場合→ 喫煙/OK。これは嬉しい。灰皿にはコーヒーの残り豆が。ご存じのように、コーヒーを入れたあとの豆は吸臭剤となる。それを灰皿に入れている場所は多いが宿(ホテル)では初めてのことであった。これにより、ここの気遣いの良さと同時に高級な所ではないこともお分かり戴けるであろう。)
 ★別場所での食事が嫌いな私であるが、こうして公報する時には確認ができる。
  何の確認かというと、その宿の全体的な評価の確認である。
  食事が別場所の場合、その宿に訪れる方々はほとんど全員そこに行くわけであるが、すると来た方の雰囲気が味わえる。
  それは、宿によって全く異なる。
  ある時、私は、その時の雰囲気は宿の「全体像」を現している面がある、と気付いた。
  もちろん、その時に限って、こうした客層が、ということもあるだろう。
  「類は共を呼ぶ」ではないが、なぜか偶然に同じような客層が集まることもあるだろうし、そうした日々の客層の変化は繊細の宿の場合、宿の者のほうが如実に感じているとは思う。
  そうした意味も含めると、集まる客層には、様々な理由、要素があり、一言には言えないのであるが、客層を見ればその宿が分かるというのはあながち外れない。
  「客層はその宿の鏡」なのである。
  そして、その理由は先に述べた如しだが、今レストランにいてこの文章を書いている私にとって言えば、私が無意識的にせよ望んでいたからこそ、この場、この客層、この宿があるのである。
  ────そしてまた、氣道家にとっては、この場という外なる現象を見て自分の状態を知ると共に、そこで何を行うかが、生の運びを円滑に楽しくする常に重要な課題であろう。
  (↑この文章は、氣道にとって割と重要なことにも触れている。(この「湯治宿比較」の中では初めてあろうが、講座その他の中では時折り言っていることなので、既に何度か聞いている人もいらっしゃるであろうが…)
    ただ、本当は、ここから、「もっと『氣道』を徹底させると、こういうことになる」ということを言いたいところもあるが、この場の性質を考え、ここまでとして口を噤もう。
   全くもって、氣道(瞑想)は面白い。
   この続き(上記の文章の矛盾点の統合も含め)は、講座その他の媒体で公開したい。
   (もしかしたら、いつの日か、この場でも語ることがあるかもしれないが…。
    一言で言えば、全てが、全てが自分なのである、ということであり、つまり全てが自分の反映ではなく、全てが自分だけであった、ということである。(その「自分」は自分をも超えた自分なのである)
    それは仏教で言う唯心を押し進めた真の唯心であるのだが、これが氣道にとって「ある意味」(ある視点)では根幹をなす概念であり、それは体感するしかないし、また体感できるものであるので、氣道家にとっては、ぜひ氣道を深めて戴きたい所存である。
     …と、結局、ここにて要旨を述べてしまったが。)

食事/ △(×)
  この宿のパンフには「料理も期待をしてください。」と大きな文字が。
  定食類は刺身、ひつまぶし、味噌カツ、ハンバーグ、麦とろ、ステーキ、天麩羅、など各種あり、料金は2000円程度。その他、蕎麦とうどんや単品料理(刺身、馬刺しetc.)がある。また和食コースも3500円と5000円の二つがあるが、希望の場合は予約時にあらかじめ伝えておく必要がある。(なお、朝食はバイキング)
  (私は、馬刺しとハンバーグ定食を食べたが、馬刺しはかなりの霜降りであるのと薬味の生姜とニンニクが生で大量であったのは嬉しいが、冷凍そのままであったのと松屋風のサラダ付きだったにはちょっと。ハンバーグは失敗であったが、押し麦が少し入っているご飯のお代わり自由なのは嬉しい。)
 ※なお、レストランからのテイクアウトは「衛生上出来ません」と冬でも言われる。(それでも部屋に持ち帰りたい方は、こっそりタッパで持ち帰るしかない。)

(氷)水/×
  ◆極秘情報→ レストランで頼むと、サービスで氷は分けてもらえる。
         (水は、三階か部屋で入れることになる。水質は同じ。)

寝具(寝心地)/ ◎
     布団は自分で敷く。(もちろん洋室、和洋室の場合はベッドだが、通常のホテルよりも寝心地が良かった。)

金額/ ◎4500円(朝食付き。消費税を入れると4650円。子供は消費税込み3000円。)
    特別室5500円(朝食付き。なお、特別室には和室、洋室(四階)、和洋室(一部屋)があり、二階の和室が窓も広く一番見晴らしが良いという事。)
(一人/)○  (その場合は+3000円)
 日帰り入浴だけなら550円(子供300円)。

通信環境(インターネットetc.)/ ×
総合評価/○
今後/△
  個人的には今後は二階の和室で最も見晴らしの良いという215室か、洋室に泊まりたいが、合宿などで用いるとなると、長寿湯に軍配が上がってしまうため。
 (長寿湯よりも景色と明るさでは軍配が上がるので、ここは捨てがたいのであるが。 しかし逆に言えば、ここと較べれば天山の湯治宿「羽衣」同様の滋味ある薄暗さを持つ長寿湯のほうが、連帯感が必要な合宿には向いているのかもしれない。)

ホテル エミオン 東京ベイ

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年10月23日(月)19時41分4秒
  地名(温泉名)/ 新浦安 笑み(ほほえみ)温泉
住所/〒279-0013 千葉県 浦安市日の出3

名称/ ホテル エミオン 東京ベイ

電話/047-304-2727
ホームページ/ http://www.hotel-emion.jp/index.php
交通/ 電車→JR京葉線・武蔵野線新浦安駅南口徒歩7分。
      車 →首都高速湾岸線下り浦安ランプ4分。首都高速湾岸線上り浦安ランプ6分


動機/ 東京道場近辺で温泉が出る宿があれば、合宿などでも皆さんが活用できるのでは、と思い、じゃらんのインターネットで検索したところ、ここだけが該当しそうに思ったので、実際に行ってみることにした。

宿の簡単な説明/ ホテル。2005年4月に出来たホテル。とても新しい。

チェックイン&アウト/午後3時~午前12時(!)。

風呂/ ○
    内湯 男3(温泉一つに、ジャグジーバスと普通のお風呂)
       女3(女性も同様)
    ※ホテル二階にある。「ほほえみの湯」と言っている。
     宿泊者でも、一回800円。フリーパス1200円がかかるが、対応は丁寧だし(これはこのホテルの人たち全体に言える)、偶然にも、私一人の使用者であったため、閑かに入ることができた。

湯質/ △×
    消毒&循環&加温有り。
   ・泉名→。・台帳番号。
   ・源泉温度。湧出量/?分、
   ・泉質→ ナトリウム-塩化物強塩温泉(中性高張性温泉)。
   ・陽イオン(総量12610ミリグラム)
    →リチウムイオン1,10、ナトリウムイオン11660、カリウムイオン288,6、アンモニウムイオン20,6、カルシウムイオン315,6、マグネシウムイオン313,1、ストロンチウムイオン10,9、第二鉄イオン0,5、アルミニウムイオン0,03。
   ・陰イオン(総量33540ミリグラム)
    →フッ素イオン0,2、塩素イオン20050、炭酸水素イオン558,2、ヨウ素イオン52,4、硝酸イオン0、3、メタケイ酸イオン53,7、メタホウ酸イオン29,1。
  ・イオン総量
   ・遊離物質→ 遊離二酸化炭素43,4。
   (なお、全て0、00のものは省略。平成17年4月5日。)

    風呂場の扉を開けるなり、猛烈な塩素臭。覚悟はしていたが凄まじい。
    しかし、それは、ジャグジーなどの白湯の塩素臭のようで、温泉のほうは、手のひらで嗅いでみてもさほど塩素臭はしない、沃素の匂いなのかガソリン臭というのだろうか、そうした匂いがあり、塩素臭は少しだけである。(ただ、風呂場全体に塩素の匂いが立ち込めているのは閉口。)
    本来ならコメントもしたくない、消毒&循環&…の湯であるが、入って内感してもなかなかのもの。
    さすがに、浸透力(内感しての感覚的身体への影響力)は弱めであるが、顔を拭うと、口に塩気が…、そういえばナトリウムイオンが多かったのだったが、この塩味は有馬以上である。
    二回目に顔をぬぐった時は、目に染みるという初めての体験をした。
    飽和塩水の%が分からぬが、それに比べてここはどの程度なのか?

    ともあれ、ここの湯はもとはなかなかのもの。
    塩の意味での個性もあるのに、素朴な佇まいの湯質は、この近くに一つもこうした温泉が無いことを考えても貴重である。
    (地下1500m掘って湧出したのだそうだ。)
    殺菌と循環が、まったくもって残念である。

温泉力/ △○
   「湯質」の項の最後の文章をもう一度繰り返したいのみである。

接待/ ◎
   高級ホテルまではいかないが、ビジネスホテルではあり得ない接待。
   若い慣れない方もいるが、きっちりと統一され、温かみのある接待である。
   今回は、海側でない部屋になっていたのでフロントに変えてくれないかと言ったのであるが、そうした申し出にも、心地よく対応してくれた。
   今後、このホテルは伸びるであろう。

客室/ ◎
   何より、清潔で綺麗である。部屋も広い。
   去年、出来たホテルでもある故、全てが新しいのがまた嬉しい。
   今、これを書いている机だけでなく、トイレまでもが綺麗な板張りである(つまりユニットバスではなくトイレは別)。
   いつも愛用しているイースト21以上である。
   (また、温泉があるホテルと言えば、フォーシーズンや鴎外荘が有名であるが、フォーシーズンは料金的にも別格であるが、鴎外荘とは10桁ちがう。(鴎外荘のほうが温泉自体は温泉として宿が扱っている感があるし、それ以上に食事は素晴らしいが…)
 (客室からの景色/△ 海が見えるということで、ここに変えてもらった。)
 雰囲気/○
 泊まった部屋/1101。とてもいい。  )

周囲/ △  もとはここは海では…。それが、こうして住宅も全て、開拓されているのだろうか。

自然度/ ×
   (時折聞こえる車の音に、都会を思い出す。その意味では閑か、閑散としたところではある。)

良い場所(イヤシロチ)?/ △○
    (自然度や、周囲のみための状況はともあれ、ここは海の中の感覚がある。海のイヤシロチであるが、白子海岸のような自然度はない。)

ビール/ ○
   2階にあるコンビニに恵比寿の缶(ロングも)がある。
   ちなみに、食事は、一階のバイキング場所とイタリアンレストラン、あと和食が食べれるところもあるようだ。
   なお、コンビニが午後11時で閉まったあとは、ビールやジュース、煙草を求める方は脇の自動販売機を活用する。

冷凍庫/ ×
   対して冷えない。
部屋食/ × (ルームサービスは無い。 なお、ビジネスホテルではないのに、しかも品のあるホテルのなのに、なんと珍しく「電子レンジ」が製氷室の脇に備えついている。非常に便利な人もいると思うが、この電子レンジがあることによって、ここが格調高いホテルと言うよりは、超高級ビジネスホテルという分類になってしまうことは否めないかもしれない。全てが新しい現在はいいが、年が経つごとにその傾向が深まってしまうのでは…と思う。個人的には、早めに電子レンジはとったほうがいいと思うが、これまた、この界隈の雰囲気との関係もありそうだ。今日初めて京葉線に乗ったが、座席に座る常識(的雰囲気)までもがかなり異なっていた。こんなことを関東で味わったのは十年以上前の南武線以来である。浦安には浦安の無意識があり、その現れである常識もあるのだろう。それが電車内にも現れ、そしてまた、こうした通常ホテルなのに電子レンジがある、というところにも現れているのかもしれない。 そういう意味では、早めにとったほうが…と言うのは個人的かつ単なる一般的な主観なのかもしれない。)
(氷)水/ ◎
    ホテルでの無料の氷は、製氷室でもらうことが多いが、ここの氷は今まで行ったホテルの中で最も固く優秀であった。
     (その分、落ちて(切って)くる時間が通常の二倍以上はかかったが、氷の固さだけでなく、水も良い感じがする。)

寝具(寝心地)/ ◎
    ここは、備えてある寝間着も格段に良い。
    これで、ベッドが広ければ言うことなし。

金額/◎
   通常、スタンダードツインタイプとなるがそれは16000円(じゃらんでも11800~14000円。)。
   それが…
 ※『極秘情報』
   当日予約だと一人の場合53%オフとなる。(これはじゃらんでもそう。また、複数人の宿泊でもかなりの割引となる。)
   つまり、一人16000円が7500円になる。
   そういう意味でも、当日迷った時の宿泊場所に活用できる。
   なお、その場合のインターネットアクセスは、じゃらんか、http://yoyaq.com/pc/dtl/1205/183/である。


通信環境(インターネットetc.)/ ◎ (ランケーブルも無料貸し出し)

総合評価/ ◎
   残念ながら、消毒その他の湯質の問題があるので、温泉としてでは×であるが、ビジネスホテルとして活用するなら三重マル。
   とても良いホテルである。
   また、動機のもう一つの東京道場絡みとなると、少し離れているので、その面での活用は難しい面もあるが、活用の可能性は残る。

連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/○

今後/ ○
   東京道場との連動を調べるためにも、何度か活用する必要がある。

芦ノ湖 「松阪屋」旅館

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年10月23日(月)19時17分29秒
  場所(地名(温泉名))/芦ノ湖

名称/嶽影楼「松阪屋」旅館

電話/0460-3-6315 (行かれる場合は、「じゃらんを見て」と言うと良いだろう)

ホームページ/無し。(検索も無理)

交通/ 箱根湯本から旧街道のバスで行く。(湯本2番ホーム)
    実に気持ちいい。途中で寄ったお玉が池も良かった。
    元箱根で下車、箱根神社に向かって徒歩1分。

動機/ 「氣道」合宿に使えるかどうかの調査。
     じゃらんを見ると、「人数、食事など、ニーズに応じる」とあったため。

湯質/△
   湯の花沢から引いている単純硫黄泉。
   (硫化水素型。中性低張性高温泉。源泉84・6度。pH6・3。消毒・循環・加水・加熱一切無しの源泉掛け流しだが、二回目に行った時は、湯が出てなかった…。)
   薄めのにごり湯。硫黄臭。
   味は、錆(鉄)味があるのが面白い。(湯の花沢もそうなのか…?) 酸味は少しだけ。
   にごり湯だが柔らかく、すぐに浸透する(そのため温まりやすくはある)ので、女性にもいいだろう。
   そのためか、それとも単に寒いからか、珍しく、三度も内湯に行った。飲泉も今度は錆味はなくとてもまろやかに感じる。(硫黄味もないのは、一回目から同じ。)
  露天  無し
  内湯  一つ。
       小さいが、泊まる客が少ないため満喫できた。

接待/○
     電話の応対は早口でせかされるような感じの方だったが、仲居さん(おばあさん)のみの接待は、気楽でいい。
     しかも、食事を遅め(6時半過ぎ)にしてくれたのはもちろんだけど、ご飯を遅めとか、
     布団を引くのは8時過ぎでもフロントに連絡すれば良いなど、とても自由がきく。(単に女将が楽しているのだろう感じはあるが。)

客室/△×
     18室。古めかしい。(私は古いのは好きなほうなので、まあいいが。)
     高浜虚子、康有為、入江相政などが泊まって、和歌や俳句、詩を残している。
     きっと昔は良かったのだろう。
     (今日は、私一人の貸し切り状態だ。)

周囲/△周囲の雰囲気はいい。
      連休アケだったためか、非常に静かである。
      ただ、宿の雰囲気は、隣のペンションシャーロットやホテルむさしやのほうが段違いにいいだろう。
    (残念ながら、それらの宿は消毒&循環をしている。)

景色/○
    窓からすぐ外(30m位)で芦ノ湖。
    ただ道路が間にあるので、人は時折通る。(車は通らない)
    山にかかる霧が幻想的で、この宿のメリットはそれだけ。

食事/△×
    基本的に部屋食のみのようだ。
    味はまあまあ(質、量も一泊一万円の宿とさほど変わらない。ただお新香はここでつけているようだ)だが、「ご飯は遅めで…」などと、注文を引き受けてくれるのが嬉しい。(7時半以降のご飯でも大丈夫。)
    また、これは、今日の体調(この数日の体調)かもしれないが、お刺身がもっと食べたく、河津館の素晴らしい食事を思い出してしまった。
    ただ、付け合わせだと思っていたススキが、とんでもなく美味(お菓子のよう)だったのは驚きである。
    しかし、お米はまずい。(どの旅館よりも。 まあ、そんな(そうしたアンビバレンツなという意味)旅館ではある。)

ビール/生無し。(箱根サッポロ中ビン600円。)

冷凍庫/○有り。

喫煙/○部屋食なのでOK。

氷水/○リクエストしたら、ポットの中に出してくれた。(ありがたし。
    ここの水は美味しい、と言われたが、湯河原よりは重い。湧き水的感触はややあるが、消毒はしているだろう。)

寝具(寝心地)/寝具は肌心地も良かったが、夜中に恐怖体験をする。(来訪者がある。それ以後眠れなくなるが、朝聞くと、そんな来訪者は誰も来なかったという。)

通信(インターネットetc.)/つながる。
金額/×
    16000円。(湖が見えるところだと、じゃらんを見てと言っての金額でも18000円だそう。私は朝食抜きで-2000円引きなのでこの金額。トイレも洗面所も無くて。)
    (湖が見えないところだと、もっと安いが、団体のざこ寝(?)でも勉強して12000円からだそうだ。)
    しかし、トイレ&洗面が無いのは、けっこうきつい。(福住楼の時は全く気にならなかったのに…寒くなったせいと、トイレの距離かな?)

一人/OK。(一人でも金額が変わらない珍しい宿。)

総合評価/ ×
    古いひなびた宿から湖を眺めるのが好きな人にはいいだろう。
    (ただ、湖が見える側を注文しなくてはいけない。)
    非常に静かなのと、(周囲も、旅館もすいているので…)
    過度のサービスが無く、仲居さんも良い人なのは良い。
    ともかく「一人で、勝手の言える旅館に泊まりたい」人にはいい。

今後/いつでも空いていそうなので、泊まる所が無くなった時に、訪れるだろう。
    …と寝る前までは思っていたが、夜中に恐怖体験をしたため、取りやめ。
    (しかし、すぐ近くの「箱根神社」「九頭龍神社」のご神氣や、芦ノ湖畔に佇んでの瞑想は人がいなければとても良いので、芦ノ湖へはまた来たい。)

上野 水月ホテル鴎外荘

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年10月20日(金)19時00分13秒
  地名(温泉名)/ 上野
住所/〒110-0008 東京都台東区池之端3丁目3-21

名称/ 水月ホテル鴎外荘

電話/03-3822-4611 フリーダイアル0120-266-266 FAX03-3823-4340

ホームページ/http://www.ohgai.co.jp/

交通/ 地下鉄千代田線根津駅 不忍池方面口から3分
    JR上野駅 公園口・不忍口から徒歩10分
    JR上野駅(不忍口:しのばず口)より無料の定時シャトルバスあり。(時間は→http://www.ohgai.co.jp/b.html

動機/東京での温泉湯治宿を探して。

宿の簡単な説明/森鴎外の旧邸。鴎外がその文壇処女作「舞姫」を執筆した部屋、舞姫の間もあり、宴席などにも利用できる。確かここで将棋の対局もあったと記憶している。
        なお、客のニーズに合わせて5年、10年の周期で新装・新築が行われるらしい。

チェックイン&アウト/午後3時~午前10時

接待/△

客室/× 洋室のほうに泊まったが安ビジネスホテル。
 音/×  眺め(色)/×

周囲/△
自然度/△× (ただ庭と和室のほうは風情があって良い。)
良い場所(イヤシロチ)?/△

風呂/○
   「檜の湯」と「福の湯」の二つあり。日によって男女交替。
   「檜の湯」は樹齢2000年の檜の中から柾目の美しい無垢材を厳選し、漆を丹念に塗り重ねて仕上げた、東京では初めての古代檜漆塗り風呂。
    檜の湯は福の湯同様にカルシウムやラジュウムなどを含んだ重炭酸ソーダの天然温泉。
    (この漆浴槽は皮膚のお弱い方も安心して利用できるらしい。)
    「福の湯」は天然大理石浴槽。

湯質/ △
    都内第1号の「天然温泉」
 (以下、風呂場の着替え場所に掲げてあった「温泉分析書」を書き写せなかったので、以下のホームページをご参照にしてほしい。)
  http://www.ohgai.co.jp/a.html

温泉力/△

部屋食/×
(別場所の場合→ 喫煙/×)

食事/◎ 京懐石と言うが、どちらかというと和洋折衷の創作懐石。
(氷)水/×

寝具(寝心地)/○△(ベッド)

金額/△○
 二名で素泊まり12000円~。和室は19000円~。
(一人/○ しかも7200円からOK。二食付きでも14000円。)
通信環境(インターネットetc.)/○
総合評価/△(和室に泊まれるなら良いだろう。)
連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/×
今後/×

皆さんに、お願い・・・

 投稿者:淨潤  投稿日:2006年10月10日(火)20時29分27秒
   この一年間、一人旅をしなかった私が許される時間と全てのお金を使い、『湯治』に邁進してきました。
 思えば、一年前までは、東京道場に行く以外は、一週間に一歩も横浜道場から出ず・・・
ということが当たり前でした。
 去年、協会そして私にとっても衝撃なことがあり、それを契機に外に出ることを自らに課し、今も生きながら得ております。
 元気を戻してくれた宿は、初めて行った宿の福住楼でした。(紹介済)
 その後、強羅環翠楼をはじめ、素晴らしい宿に恵まれました。洋では二期倶楽部は見事でした。(これらも紹介済だと思います。もしそうでなければ仰ってくださいませ。また、現在でも、ご紹介していない宿、湯が、まだ40以上あります。(たとえば湯河原や厚木の湯や宿はまだ一つもご紹介していません。研究中ですので公開を楽しみにしてくださいませ。)

 そのような素晴らしい宿は滅多にお目にかかれません。

 そこで、もし、そのような「静かで品の良い静謐な宿」をご存じでしたら(あるいは行かれましたら)、ぜひとも、この掲示板で教えて下されば幸いです。

 (なお、下記の岩の湯はその類ではありませんが、湯宿としては超一品です。私がお願い申し上げているのは、上述の如くの宿ですが、岩の湯の如くに素晴らしい宿がありましたら、それは別としても教えてくださいませ。)

 どうぞ皆さんのためにもよろしくお願いします。

ありがとうございます。

 投稿者:淨潤  投稿日:2006年10月10日(火)19時59分49秒
  ゆばなさん、ご投稿ありがとうございます!

こういうご投稿(しかもタイムリーな)を読むと、紹介して良かったな、と思います。
(書くときのつらさも吹き飛びます。 そしてまた、私もまた、行きたいな、と思いました。)

ありがとうございました!

仙仁温泉 岩の湯に行って来ました。

 投稿者:ゆばな  投稿日:2006年10月 8日(日)14時03分9秒
  チェックイン1時、チェックアウト12時の間に
‘家族風呂小’1回、‘家族風呂大’2回、‘洞窟風呂(内風呂も含めて)’3回満喫出来、
す ば ら し か っ た。。。。。

仙仁温泉の感じは、入浴直後しっとり、3日後さらり。
たぶん、しっとりは洞窟のミストサウナ状態の中入浴1時間以上を3セット体験したからかしら?
さらりは福住楼風のさらり(福住楼の入浴後の肌の感じが今のところ一番好きです。)

噂の洞窟風呂は、まず入浴前に温泉を飲み、内風呂で体をサッと温め、洞窟ウェアーに着替えつつ温泉を再度飲み、洞窟へゴー。
目的地に到着したら(?!)とにかくいろいろと遊ぶ。
立ったり、すわったり、寝たり(肩と足を壁に固定しつつ)、うつぶせになりもぐったり、大きな岩をさわりハグしたり、おしゃべりしたり、ぼーっとしたり、ジャリとあそんだり、1時間以上いても飽きませんでした。(ふつう10分も入れないのに。)

家族風呂の大の露天は色んな時間帯に入浴をお勧め致します。朝、昼、晩、夜中。どの時間帯もそれぞれ違う感覚が味わえます。
私は深夜と朝入浴いたしました。(ジャグジーなどと最新兵器が装備されていますが、はっきり言って不要です。)

お食事もお酒も(辛口の冷酒をいただきました)大満足致しました。

色んな人と伺いたい岩の湯。
スバラシイ所を紹介して下さりありがとうございました~♪


追伸:
今回仙仁温泉へは電車とバスを乗り継いで伺いました。長野か長野電鉄で須佐駅まで行き、須佐駅からバスで仙仁へ。
仙仁までのバスが一日4本しか無いので、絶対13:15発のバスをお勧めいたします。
(ローカルバスです。定刻きっちりに出発いたしますので、乗り遅れない為に5分前にはパス亭で待機してください。)

今回はこの1時15分のバスに乗り遅れた為、須佐駅で簡単にお昼を頂いた後、
タクシーで(3000円ほど)岩の湯いりしたのですが、
次回は1時頃にはチェックインを済ませ、岩の湯さんの敷地内のカフェでゆっくりランチがいいな。
サッと、入浴し、カフェで遅めのランチ。
コーヒーは挽きたてのモノを入れてくれるし、もちろん風呂上がりの生もいいでしょう…。
せっかくの極上のおもてなしなんだもの、施設内でゆっくり、長ーく過ごしたいわ。
間違いなく、また伺いますよ~っ。

岩の湯

 投稿者:淨潤  投稿日:2006年10月 2日(月)20時58分15秒
  地名(温泉名)/ 長野 仙仁温泉

住所/長野県須坂市仁礼3159

名称/ 花仙庵 仙仁温泉 岩の湯

電話/ 026-245-2453
ホームページ/無し
交通/ 電車 長野電鉄須坂駅からバスで約30分。
    車 上信越自動車道須坂長野東ICから約20分。

動機/ 温泉好きのW氏がとにかく私を一度でも良い温泉に連れて行きたい、ということでここに行くことになった。
    (その時は感動のあまり、客室に着いた途端に実家に電話してしまった。あまりに素晴らしかったので。
     今回は、親ではなかったが家族には違いないスタッフと共に行くことに。 )

宿の簡単な説明/
    「絶妙な距離感のもてなし。予約のとれない人気宿」として有名。(多くの方が帰る時に次の予約を入れてしまう。)
     国道沿いなのに、美しい自然道を歩いて宿に入れば別空間。
    (ゴールデンウィーク空けなのに、満開の桜と、雪のように散る花びらが私たちを出迎えてくれた。)
     ねぎらいの言葉と共に、重厚な趣の入口横のラウンジに誘導され、抹茶と手作りの甘さを抑えた餡でもてなされる。
    (あまりに美味しそうなので、甘い物が苦手な私も食べてしまったら絶品であった。抹茶も体の中にふわっと広がる感触(内体(=からだ=感覚的身体=潜在意識)が温かく広がる感じ)だった。)
     和19室(バストイレ付4室、トイレ付き15室。)なのにスタッフは約70人。
     しつらえの全てが本物感があり統一されている。
     館内のいたるところに休み処や書斎、図書室(蔵書約4000室)などがある。

チェックイン&アウト/◎(四重丸。こんな宿は無いだろう。)
     午後1時(!!)~午前11時。

風呂/ ◎ (五重丸)
    (24時間OK)
    大浴場 男1 女1
    混浴洞窟風呂(湯浴み着有。女性専用時間有20~21時半。)1 ◎(五重マル)
    貸切り内湯(家族風呂)◎(景観は△○でも湯量が多いための湯質の良さが実感できる) 1、
    露天付貸切風呂◎(予約不要)3。

    露天風呂は二回目の時は空と桜が美しかった。
    洞窟風呂の入口には飲泉所もキチンと設けられていて、源泉を堪能することもできる。
    洞窟風呂は岩窟の奥深くの湯煙の中に仙人の姿が見えたために仙人風呂と名付けられた。
    平安時代、修行中の山伏が見つけたと言われる。上杉謙信の隠れ湯として将兵の傷を癒したのが始まりとも言う。
    入口から奥まで30メートルもあるという洞窟の中には、無色透明の硫黄泉が滝のように蕩々と流れており、洞窟の奥には湯の滝もある。
    (入ってすぐの右側には湯滝もできるところがある。ぜひ「上に上がって頭から湯滝を体験」して欲しい。)
    所々を堰き止めて浴槽になっているため他の宿泊客と一緒に入っても全く気にならないくらいの余裕があり、源泉、掛け流しと言ってもこのような規模の温泉にはなかなか出会うことができない。
    自然の岩肌を見ながら、ほのかに香る硫黄臭を堪能しつつ、ぬるめのお湯に浸かっていると、体の内側も溶けだしてゆく。
    ぬるい(34度位)のだが、サウナ的(蒸し風呂)でとても温まる。
    普段は5分も湯船に入っていない私も、ここではつい長湯になる。(温泉プールとしての活用を含め30分位は入ってしまう。)
    ここの湯に入ると10年若返ると書いてあったが、人によっては確かにそうであろう。
    実に良い。

■極秘情報
    薄暗い洞窟を探検すると、最も奥の突き当たりでは、岩肌を滝のように湯が流れ落ちている。先に述べた「洞窟の奥の『湯の滝』」である。
    そして、たぶん100人が100人そこで行き止まりだと思うのであるが…

    噂に聞くと、その湯が流れる岩肌をさらに上に登った人がいるらしい。
    登った上には真っ暗な穴があいている。
    そしてさらに、その人は真っ暗な穴の中に入っていったらしい。
    靜かな闇の中をさらに進むと、足にジャリの感触が…。
    実に神秘的で瞑想的な素晴らしい空間が!
    そして暗闇の最も奥つきあたり右には、まるでそこに神様がお祀りされているような感じのするスポットがある。 (温泉の中に神さまがいる!)
    そこに思わず挨拶をし、背を向けて座ると冷たい湯が流れ落ちる。
    こここそこの洞窟風呂の源泉なのだろう。
    一人何度も内感しながら入っていると、ここの湯と最も似ているのは成分と湯温こそ違うが箱根姥子秀明館だと思った。湯の静謐さ、神水さ。
    (雰囲気と内感で似ているのはアイソレーションタンク(サマーディタンク=無重力状態体験タンク)や伊豆船原温泉の船原館の立ち湯やワッツであるがそれ以上だろう。)
    この空間は、岩の湯に訪れた方のまず全員知らないスポットであろう。
    宿の人も知っていても、暗闇の中で事故があったらの危険性を考え教えないことと思う。
   ・洞窟風呂に入った折りには、最も癒されるスポットなのでぜひ入ってみて欲しい。
    また男女ともに湯浴み着を腰に巻いて入浴できるようになっている(以前はバスタオルだった)ので、混浴は気にならない。
 ★ (…というか、こういうような良い混浴場では、いい意味での裸の付き合いができ、『混浴とは無意識と無意識の触れ合いである』と感じる。
    そして、人の根は善なのだな、と改めて実感できる。)
    湧出量があまりに多いので、湯浴みを着ても不潔感はない。

湯質/ ◎
   シットリ感のある(なのにメタケイ酸メタホウ酸の値は低い)優しい無色透明の硫黄泉。
   神経系統にまず来たあと泌尿器系統そして何より骨盤系統まで変化が及ぶ。
   内体(=からだ=感覚的身体=潜在意識)と外体(=物理的身体=いわゆる体)とが一致して変化していく湯。
   ここの宿は湯自慢というよりは、多くの方が言うように接客が何より素晴らしいことで有名であるが、しかし湯もとても良い。
★  湯の優しさが、接客、場所、客室、その他全体とうまく全体的に調和している。
   宿はそれぞれ特徴があるが、それらがバランスよく調和している、というか「統合化」している宿が素晴らしい。
   それは、湯だけが良く部屋はメチャクチャという宿であっても、それはそれで調和していることがある。それを統合化と言いたい。
   たとえば、同じ湯であっても、その他の要素で、湯質自体の印象が異なって感じてしまうことはよくある。(もちろん浴槽その他による部分を差し引いてもという事。)
   そういう意味でも、ここは非常に統合化が出来ている宿であり、それは一つの「統一感」として伝わってくる。

   話を戻そう。
   洞窟風呂の泉温は、低いので、熱めのお湯が好きな人には向かないだろうが、敏感な方はぬる湯が嫌いでもここの湯質で不満足なことはあり得ない。
   洞窟風呂の34度位でも、体の芯から温まり、湯冷めすることもない。
   (また洞窟風呂は源泉掛け流し(消毒・循環・加水無し。一部加温)だが、それ以外の風呂は貯湯槽から流し加温をしているので、そちらも活用して体をいい具合に整えることができる。)

   以下、泉質を風呂に掲げてある分析表より筆記転載する。
   全て洞窟風呂のもので、その後に続く( )内のものは洞窟風呂以外の他の風呂のデータを記載した。

   ・泉名→洞窟仙人の湯(ポーリング泉)。
   ・源泉温度→ 34.1度(33,6度)
   ・湧出量→ 175リットル(253リットル)/分、
     ・pH.→8,4(〃)
     ・密度→1,0006(〃)
   ・泉質→ 弱アルカリ性低張性高温泉。

   ・陽イオン(総量185,5(169,6)ミリグラム)
    →水素イオン0、リチウムイオン0,01(0)、ナトリウムイオン47,2(43,1)、カリウムイオン0,9(0,7)、カルシウムイオン136,2(124,8)、マグネシウムイオン0,9(0,8)、マンガンイオン0,02(〃)、ストロンチウムイオン0,2(〃)、第二鉄イオン0、04(0,02)、アルミニウムイオン0、亜鉛イオン0。
   ・陰イオン(総量424,7(378,2)ミリグラム)→フッ素イオン0,7(〃)、塩素イオン34,1(29,5)、硫化水素イオン0(0,05)、硫酸イオン366,7(322,9)、炭酸水素イオン232,2(25,0)、硫化水素0(0,05)。
   ・遊離物質→メタケイ酸25,5(25,8)、メタホウ酸1,5(2,0)、遊離二酸化炭素2,9(〃)。
   ・ラドン未測定(〃)
     ・測定、平成17年5月12日。
    ・総量。(なお、全て0、00のものは省略。平成月日。)
    ・味→ 甘くかすかな硫黄臭に微苦味。美味しい。

温泉力/◎
連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/◎

接待/ ◎(5重マル)

   「私たちひとりひとりが自分の人生を大切にしてこそ、お客様の人生を大切にすることができると思っています。誰もがほっとできる「故郷」であってほしい。だから、私たち自身が幸せに成果していることがとても大事なんです。」
 と宿の方が言う。
   この宿には接客マニュアルはなく、女将も固定の客室係、仲居さんも置かず、それぞれの係が全て別の人。(これは他の宿と最も異なった特色であり、とても新鮮である。)
   そして、それぞれの方が「どうやったら喜んでもらえるか」を考え、個性をいかしながら自主的に動いている。また、一組のお客のことを一緒になって考える。
   お客さんに花の時季を聞かれても答えられるよう、全員地元の人。
  ────ここの宿は、そうした真心が溢れるほど直に伝わるだけでなく、その真心が形となって、全てに表現されている。
  (たとえば食事の時に鮎焼きが出た時には(しかも笹に燻(いぶ)されて)、皆感動していたが、その後で鮎(二回目はヤマメ)を食べる用意されたお皿を触ると…それも温かい。)
  これは一例であるが、すべてにおいてそうした『心配り』が行き届いている。
  (逆に言えば、どこまでここの宿の「心配り」を味わえているのかどうか…。「茶」の心が分かる方なら良く分かろう。 その意味で、「氣道」のためにも氣道家にはぜひ一度いらして戴きたい。)

客室/ ◎(5重マル)
      全面的改装直後のため畳の香りが心地好い。窓側にはクラシックな洋間があり(床暖房)、テラスの向うの庭には太い熊杉。
      和洋折衷でいながら、それぞれの良さが調和されている。素晴らしい。
      味わいのある文机には便箋や封筒が用意されている。
(泊まった部屋/椿、桐)

景色/ ◎
    オープン時からコツコツと木を植えてきたため、目の前は国道だが、現在はまったく見えない。

周囲/ ◎
    散策路も整備されている。裏山にも遊歩道があり、カモシカや猿が現れることもあるらしい。

イヤシロチ(活性化された場所)?/ ◎

ビール/ 中瓶。(キリンラガー、サッポロ黒、アサヒスーパードライ)
     ただ頼めば生ビールも部屋まで持ってきてもらえる。
冷凍庫/有。
部屋食/×
(別場所の場合→ ◎ 個室。 一回目は△○であったが、二回目は素晴らしい部屋。(沢の音と共に縁側に設置してくれた灯明が美しい。)  喫煙/ ○ )

食事/ ◎(三重マル以上)
   夕食「山里深仙懐石」
    一回目に訪れた時も(そして二回目も)W氏に「この懐石だったら、これだけで1万円以上になってしまう。果たして採算が取れるのだろうか?」と言ってしまう位の素晴らしい料理である。
    素材もいい。味付けもいい。器も良く添え付けもいい。
    (運ぶタイミングも金沢の浅田屋を思い出すその場その場に相応しいタイミング。)

    ちなみに…
      こごみ(ゼンマイみたい)、たらの芽、ふきなどの前菜もまさしく近所で取れた味。
      イトウ(北海道では幻の魚)や鯉の洗いは一回目同様の味。(どちらも千曲川で取れたという絶品)
      アロエベラも苦くなく見事。
      日本酒を頼むと三種類あるとの事。ケイリュウとガリュウザン。そのうちケイリュウは生もある。
      つまり二種類ということで、ケイリュウが辛口、ガリュウザンは甘口ということで薦められる。
      コシアブラのお吸い物も絶品。
      馬刺しや、自然石の石焼きステーキ(信州牛しかもリンゴを餌にした逸品なので私でも肉が食べれた)や杉の香焼き(信濃雪鱒(しなのゆきます)や(どちらか選べる)、近くでどれた山菜)をはじめ、他に紹介できないのがあと半分以上ある、のが惜しい…とだけ言っておく。

     (そのあと続く最後にご飯とお蕎麦のどちらにしますか?にも感激した。また、結局、イワナの燻製のは入った玉葱とトマトの重ね押しを食べれば、ヤマメとイワナという川魚の代表を食べることができたのであった。)

    部屋に戻ると夜食(梅紫蘇巻と干瓢巻、オレンジ、お新香、粕漬け)も用意されている。冷蔵庫には柿茶(とても美味しい!)がつぎ足されていてグラスもちゃんと冷えている。

      朝食は8~10時の好きな時に食べれる。素朴な蕎麦がゆ、もろみを乗せた豆腐、信州産リンゴのドレッシングも絶品。ここの朝食だったら、普段朝食を食べない人も思わず箸が出てしまうだろう。

(氷)水/◎ 少量なら無料。(でも結構沢山。)
       美味しい柿茶(普通柿茶はあまり美味しくない)もある。

寝具(寝心地)/◎

金額/◎ 24000円~ (休前日2000円増。朝食抜きだと-2千円。)、日帰り入浴不可。

通信環境(インターネットetc.)/ ×

総合評価/◎(4重マル)
 自宅や別宅にしたい場所として、福住楼、二期倶楽部、蓬莱などがあったが、ここもその一つの選択肢となった。
 (天山湯治郷のように宿の主人のあり方がすべてに如実に反映しているがそれが嫌らしくない。別宅となるとお会いする事もあるだろうと思うが…という懸念もしてしまった。
  …というように、この宿、そして湯を味わっていると、つい天山湯治郷と比較してしまいたくなるが、ここは非常に共通する匂いがある。天山以上のところがあるが。)

今後/◎(?重マル)

残念ながら…

 投稿者:淨潤  投稿日:2006年10月 2日(月)20時57分5秒
   下記の会員の方々が行く日時をきっちりと伺えなく、色々な経緯を経てここに紹介する次第です。
 (なお、その方々には急ぎお伝えしてありますので、ご安心の程。)

暫しお待ちくださいませ。

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年10月 1日(日)11時04分9秒
   今月の会報(11月号)に、下記「岩の湯」についての、私からの詳しいコメントや
「これを知ると知らないでは、まったくの大違い。「岩の湯」の秘所。」について書いてあると掲載されていました。
 そのため、この掲示板をすべて探索して下さった会員の方もいらっしゃいました。
 申し訳ありませんでした!
 ある事情があり(会員の方々が近々「岩の湯」に行かれるので、その時に合わせてお伝えする)、まだアップロードしていないのです。
 もう少しだけお待ちくださいませ。

温泉探索記(14)。  会報2006年掲載の文章。)

 投稿者:湯氣  投稿日:2006年 8月19日(土)21時29分56秒
  「いやあ、たまには遠出もいいものだなあ~。」
 …と、前回の奥鬼怒温泉「加仁湯」や『手白澤温泉』を思い出して呟いていると、和田さん(上の「ワダモ日記」執筆者)がニコニコして近づいてくる。
「読者のためにも、箱根近辺だけでなく、もう一つ位ご紹介しないと…。で、一応、5つのプランを立てました。」
 なんと、新幹線の時間までビッチリときめ細かく5つのプランが書かれてある。万座、○○、△△…
「一番のお薦めはどれなのでしょうか?」
「それはこれっ!」
 指差されたのは、長野県、仙仁温泉「岩の湯」であった。
 そこまで仰るなら読者のために、、ズルッ(←涎をぬぐっている。)
 …では行ってきま~す!

名称/ 花仙庵 仙仁温泉 岩の湯
住所/長野県須坂市仁礼3159
電話/ 026-245-2453
交通/ 電車 長野電鉄須坂駅からバスで約30分。
    車 上信越自動車道須坂長野東ICから約20分。


 宿に着き、感動し、そのため部屋に入ってすぐに同行の和田さんに断って、電話をしてしまった。
「お母さん…今、私は…。(中略) お父さん…今度、一緒に温泉に…。(後略) 」
────温泉(湯治)は、「氣道」を身に付けるのに活用できるのではないか!と、第一回目の時に書いたが、ここは「周囲」良し、「自然」良し、「接客」良し、「湯」良し、「食事」良し、「客室」よし、おまけに「金額」良しの満点の宿だ。
 そんなことをしばらくして思っていたら電話がなる。
「だから、こここそ「氣道」修得のためのベスト3に入る宿なのじゃ。心して学ぶべし。」
 淨潤湯治之神からであった。
 急に意気消沈するが、ここの宿の素晴らしさは、第一回目に紹介した福住楼とはまた違った意味で絶品で、すぐに復活する。
 聞けば、接客日本一(接客のマニュアルがないらしい)とか、帰りに次の予約を取る人が多いため予約は困難とか、温泉通なら知らぬ人はいないほどの日本一のオンパレードの宿であるらしい。
 しかも秘湯。(全国秘湯の会の宿の一つ)

「氣道家」である皆さん、ぜひ一度はご体験あれ!
 (「氣道」協会紹介、と言うとサービスがつくはず!?)

レスのレスありがとうございました。

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年 8月18日(金)21時51分28秒
   福住楼の話が続きますが、ゆばなさんの、「レスありがとうございました。」は、皆さんの参考になりますね!
 「竹三の件」「加水の件」という福住楼の事だけでなく「姥子の最近情報」、
そして「空間のお勉強として、最近ブームの「星の屋」、鹿児島県の「忘れの里 雅叙苑」「ての字屋」さんの情報は皆さん銘記のこと。
 (私は、遠くはあまり行けませんが、覚えておかなくては…)

 さて、次は、芦之湯の「松阪屋本店」ならぬ芦ノ湖の「松阪屋旅館」を紹介しようと思ったのですが、
 ゆばなさんのレスを見て、
(「蓬莱はは気軽には立ち寄れないわっ」とあったので(実は交通費を考えると岩の湯とあまり変わらなくなってしまうとのですが…)、蓬莱は後日にしませう。また、修善寺うえだについては、すでにコメントしていますので、皆さんご参照の程。)

 ということで、『とっておきのとっておき宿、仙仁温泉「岩の湯」』を、急遽、順番を大きく繰り上げて湯氣さんより紹介することにしましょう。(なお、私からの紹介は、また後日にしますね。)

 (松阪屋旅館さんごめんなさい… m(__)m )

レスありがとうございました。

 投稿者:ゆばな  投稿日:2006年 8月18日(金)15時34分18秒
  劉邦様のレスとても参考になりました。

古い文化財クラスの木造建築のお宿での宿泊は今回の「福住楼」さまが初めてなので、
「冬のほうが乾いていて、逆にいい感じなのです。」コメントで秋~冬にかけて
次は、萬翠楼福住かな~と思っております。
強羅環翠楼は出来れば日帰り昼食付きプランを一人で満喫できないかなとも思っております。
(最終的には三大文化財宿制覇したく思っております)

宿泊した「竹三」は劉邦様もよくお泊まりになるとのこと、
横浜中区から予約するとみな「竹三」に宿泊なのかしらん?(笑)
お陰で意見交換が出来、おもしろいです。

「一階は一階で大地に近く、沢のしぶきが部屋に伝わる感じが味わえます。」
とても興味深い。確かに、シュワーッとした感じはずっとうけていました。
やはり、色んなお部屋に泊まって見ないと比較出来ない為、このコメント参考になりました。

「熱かったら、加水していいよ」と、夫にも言われましたが、
外国人用の温泉ガイドには絶対にしてはならぬ事と記載したあり、ちょっと抵抗がありました。
今度からは、“水が良い場合”のみ加水してみます。

「姥子の秀明館とはまさしく箱根の中での透明な湯としては陰陽の関係だと思います。」
う~ん、なるほど。また、姥子に行きたく思いましたが、現在箱根ロープウェイ
大涌谷駅~桃源台駅来年の6月まで工事で使えないので気軽に行けません。
バスでも行けますが、時間がかかりそうですね。

>>あぁ~次はいつになるかな、、、温泉小旅行。
>オーナー様、また連れていってあげてくださいね!
次回のブランとしましては…、
劉邦様のコメントに「蓬莱」と「修善寺うえだ」にちょっと興味しんしん。(しかし「蓬莱」は気軽には立ち寄れないわっ)

空間のお勉強として、最近ブームの「星の屋」さんとか、
ある外国人記者が日本で一番好きな温泉宿「仙仁温泉」とかに行って見たいです。
(ちなみに彼女のナンバー2は鹿児島県の「忘れの里 雅叙苑」)
ちょっと挑戦して見たい事は草津温泉で手形を購入し立ち寄り湯三昧。「ての字屋」さんには宿泊して見たいですね。

あっ、長くなってしまいましたので、本日はここまでにします。
また、温泉の帰りに、ここに立ち寄りコメントさせていただきたく思います。
ありがとうございました。

ありがとうございます。

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年 8月17日(木)21時01分14秒
  ゆばなさん、投稿ありがとうございます。
以前、私のとっておきの宿の一つとして、ここで紹介した甲斐があったかな、とも思っています。
(こうして、この掲示板でレスをするのも妙ですが、最近(この数日)はそんな感じになっていますので…、これがあとで記録(あるいはブログ)に残ってもそれで良いかな、と思いレスしたり、次回の紹介をしたりしています。)

> 宿泊したお部屋になでしこが活けてありました。一種活けで、さり気なく、可憐で素敵でした。あちらこちらに、出しゃばり過ぎずにお花が飾られていて、福住楼さんの女将さんがそんな感じの人でした。。。

部屋の活け花で和の宿は分かりますよね。
福住楼以外では蓬莱の花も良かったです。それで蓮花の本をそこで買いました。

> ●福住楼に入った瞬間ちょっと重い感じがした。

箱根での三大文化財宿である残りの環翠楼(すぐ傍の宿)も、萬翠楼福住も、思いと感じられるだろうなあ。(同じ意味で天皇の宿(強羅環翠楼)も。)

> 歴史があるところだからしようがないんだけど、これが冬だったら、私的にはあまりウェルカムな感じじゃなかったか。

冬のほうが乾いていて、逆にいい感じなのです。

 ●お部屋からの眺めも素晴らしく、国道沿いなのに車の音が全然しないのは不思議。
(竹三と言うお部屋に宿泊)

私が何回か泊まった部屋ですね。(この掲示板にも記載済。)

> 川と木々と視界をまとめたい場合、上の方がいいかなと…)

はい。 確かにそうですが、視界だけでなくかなり他の感覚も異なります。
(でも、一階は一階で大地に近く、沢のしぶきが部屋に伝わる感じが味わえます。)

>  この温度、ちょっと私には熱めなのですが、

大丸風呂、小丸風呂では、蛇口で温度調節ができますよ。
この掲示板でも書いたように、かえって加水したほうが良いくらいの良い水を用いているので、そうすると岩風呂の中の水を出しているところの感触と湯感が似てきてgooです。

> まずは、岩風呂ですが、必ず寝て下さい。トド体型の私だから横になりながら
 入浴したわけではなく、たぶん誰でも自然と寝てしまう作り????

この寝る形の入りかた、修善寺うえだ(や蓬莱)でも書いたように湯の入りかたというのは確かに重要ポイント!

> 本物のお湯ってこれなんだなと思いつつ、姥子の秀明館をちょっと思い出してしまいました。

姥子の秀明館とはまさしく箱根の中での透明な湯としては陰陽の関係だと思います。

> あぁ~次はいつになるかな、、、温泉小旅行。

オーナー様、また連れていってあげてくださいね!
(ゆばなさん、ご投稿、ありがとうございました。皆の参考になると思います。
 ぜひ、また感想を書いてくださいませ!! )

※皆さまへ。
 ここ「福住楼」の私からのコメントと湯氣さんからのコメントは、この掲示板で見れます。
 「福住楼」にご興味のあられる方は、「次へ」をクリックして拙稿も参照比較してくださいませ。

2006.8.14主人と福住楼に一泊いたしました。

 投稿者:ゆばな  投稿日:2006年 8月17日(木)13時25分52秒
  私のブログで書いた記事を主人が読み、
ここに原稿を乗せたらとの提案でコメントを転送させて頂きました。(修正しつつ。写真無しが残念。)

宿泊したお部屋になでしこが活けてありました。
一種活けで、さり気なく、可憐で素敵でした。
あちらこちらに、出しゃばり過ぎずにお花が飾られていて、
福住楼さんの女将さんがそんな感じの人でした。。。

今だから言えるでは無いのですが、ちょっと書き足したい事を数点…。

●福住楼に入った瞬間ちょっと重い感じがした。
 歴史があるところだからしようがないんだけど、
 これが冬だったら、私的にはあまりウェルカムな感じじゃなかったか。

 だからこそ、(オーナーありがとう)今回初めてうかがったのがこの季節で本当に良かった。
 ちょっと暗い玄関から中へ通されると奥の大広間が広々と開け放たれてて、
 凄く開放感があり、建物に奥行きも出来、ちょっとした舞台のようだった。
 夜、お風呂から上がり、奥の大広間を望むと明るくライトアップされてて、
 団体客(たぶん2家族ほど)が宴会した光景も楽しげでした。

 ●お部屋からの眺めも素晴らしく、国道沿いなのに車の音が全然しないのは不思議。
(竹三と言うお部屋に宿泊)
 でも今度は、今回宿泊したお部屋の真上のお部屋に泊まって見たいと思いました。
(何故ならば、私達の泊まったお部屋だと景色の1/3が屋根とか壁。
 川と木々と視界をまとめたい場合、上の方がいいかなと…)
 お部屋のデメリットを言えば、窓に網戸が無いため、夜は窓を締め切らないといけないこと。
 クーラーは調整できるけど、空気清浄機が欲しかったかな?
 私にはちょっとお部屋がほこりっぽく感じ、しかも、夫はヘビースモーカー・・・・、
 夜中から朝にかけて、息苦しくなり、喘息気味になってしまった。
 しかし、古い建物なのでしょうがないと言えばしょうがない。。。

●食事は文句無し。
 超高級料亭とかめちゃめちゃ美味しいフランス料理とかと比べると…きりがないですが、
 私はこの空間にそんなお料理を求めていないし、
 第一そんなモノが出てきてもあまりにもバランスが悪すぎる。
 ポイントは全調和がとれているかどうかです。
 そう言う意味では、一品、一品お料理が運ばれて来るタイミングも良かったし、
 お料理の説明も丁寧で、リラックスしながら、
 一品、一品、お料理を美味しく頂くことが出来ました。

●お湯は素晴らしかった。出来れば一週間ほど連泊したいほどに。
 ちょっと熱めのお湯に入ると足がピリピリし、お腹辺りがゴロゴロする。
 体は芯から温まる。お肌は言うまでもなくツルツルです。24時間たった今でもお肌はすべすべ。
(さっきスタッフにさわらせました。苦笑)
 この温度、ちょっと私には熱めなのですが、
 自然の温かさって(お湯を加熱していない)多少熱くてもトゲが無くまろやかと実感。。。
 又、お正月に行った所とか、5月末に行った所とかと比べてもお湯(お風呂場全体)の品格が違う。
 品があるんだよな~。これこそ歴史のなせる技。

 福住楼ではお風呂が三つあり、全て体験して見ました。今回は二つのみ紹介。
(岩風呂、大丸風呂、家族風呂)

 まずは、岩風呂ですが、必ず寝て下さい。トド体型の私だから横になりながら
 入浴したわけではなく、たぶん誰でも自然と寝てしまう作り????
 (まぁ、あと浴室で一人だから出来たのだけどね)
 岩風呂の湯船の湯質・温度、浴室の明るさ(日中にも関わらず暗かった)、
 床のつるつるした石、湯船のふちからなだらかな角度の使い込まれた岩肌(?)
 ホンマに気持ちよかった。疲れていたら、たぶん寝てたわ。

 「大丸風呂」は大小2つあり、違いはあまり無いと思うのですが、
 小さい方はじゃっかんお湯が温い気がしました。
 ちょっとでも長湯を楽しみたいならば、小さい方がお勧めかな。
 私は夜(10時過ぎ)と朝(6時頃)二回行ったのですが、
 夜は浴室が神々しいく輝いていました。別世界です。
 たぶん銅で縁取りされていた浴室が輝いていたのでしょう。
 朝は夜ほど輝いていないのですが、まるで森林の中での入浴(内風呂なのにね~)。これまた別世界。
 本物のお湯ってこれなんだなと思いつつ、姥子の秀明館をちょっと思い出してしまいました。

 ●おまけですが、水も良かったです、湧き水を使用しているとのことですが、
 お部屋には常備氷水がおいてあり、美味しかった。
 塔ノ沢の駅を下ってすぐに湧き水があるのですが、(アパート見たいな不思議な建物のわきに)
 あそこの水、めちゃ美味しかった。甘いのです。。。

とりあえず、喘息持ちの私にとって古い木造建築がかなりのハードルかもですが、
それでも、また宿泊したいお宿。(ここ、女性一人でも気軽に泊まれますヨ)
モダンなホテルも大好きですが、こういう風流なお宿も大好きです。

休日は海外…と昔はこだわっていたけど、
こういう日本文化を味わえる事が何より嬉しいし、
しばらくは国内で小旅行を満喫したく思います。。。。。

あぁ~次はいつになるかな、、、温泉小旅行。

芦ノ湖 山越旅館

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年 8月16日(水)21時32分56秒
  地名(温泉名)/ 箱根芦ノ湖
住所/ 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根湖尻160

名称/ 旅館 山越(やまごし)

電話/ 0460-4-8443
ホームページ/http://www.hakone.or.jp/yamagoshi/
交通/電車→東海道新幹線小田原駅~箱根登山バス又は伊豆箱根バス約50分
   車→首都高速~東名高速道路を御殿場方面へ~御殿場IC~国道138号線を箱根方面へ15分仙石原交差点を芦ノ湖方面へ10分

動機/箱根姥子温泉ということで、ここと長寿湯がじゃらんに紹介されていたので、あれ、姥子温泉は秀明館だけの筈なのに、と思ったのがきっかけ。(しかも、ここは秀明館同様、明礬泉だと言う。
   一泊(もちろん二食付き)9500~で、一人でも+1500円なので一度行こうと思っていたが、口コミ情報と、電話で詳しく伺うと消費税込み12000円以上の部屋でないと見晴らしの良い部屋は無理と聞き、ならばと日帰り入浴でお湯を確かめに行くことにした。
  秀明館との違いが楽しみである。

宿の簡単な説明/ 姥子とのことで、箱根登山バスにて姥子温泉入口で降りるが辺りには何もない。(近くにあるのは長寿湯だ)電話で伺い、桃源台まで行き、周囲の看板を頼りに見つける。何と宿ののぼり旗には堂々と「姥子温泉」と書いてある。
 入口までの雰囲気は良い鄙びさ。中に入るとかなり暗い感じのいわゆる温泉宿。キャンセルしてしまったが個人的には正解だったと思いながら、日帰り入浴を頼む。
 活発な女将さんが「今は露天しか入れないけど。」と説明。
 そうだった。ここは、宿泊者が先着順で自由に貸切りしてしまうため、入りたくても入れないことがある、と聞いていた。
 しかし、確か露天は循環しているとのことでしたが、と伺うと、その露天は源泉掛け流しとの事。そして、どの湯も姥子の金太郎の湯だとの事。
 ならば…と急ぎ浴室に向かう。

風呂/△×
    竹炭露天 男1女1(ここは循環していると聞いていたので、私が入ったのは別の露天か?)
    内湯 男1女1
   一緒に行ったW氏は見た途端「えっ!?これが露天…」と絶句。
   W氏は山中の露天に慣れているので、回りが囲われている露天は入ったことがないようだ。
   私は、宿の外にあれば堂々と露天と言う宿や、宿の中でも窓が無ければ露天とうたっている宿によく行っているので驚きはしない。
   2畳分の浴槽に遣いながら、「Wさん。あそこに少し青い空が見えますよ!」と指さした。

湯質/ △
    源泉掛け流し(…と言うが加水はしている感じがする)
    マグネシウム・カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉。(旧泉質名、含重炭酸土類-正苦味泉。中性低張性高温泉。
   ・源泉名 元箱根第19号、23号、41号混合泉。源泉温度、湧出量/分、
   ・陽イオン(総量381)→リチウムイオン0,12、ナトリウムイオン176、カリウムイオン18,2、カルシウムイオン94,6、マグネシウムイオン90,7、マンガンイオン0,66、ストロンチウムイオン0,07、第一鉄イオン0,82、アルミニウムイオン0,21。
   ・陰イオン(総量1072)→フッ素イオン0,45、塩素イオン14,7、硫酸イオン488、炭酸水素イオン563、炭酸イオン2,7、メタケイ酸イオン3,13、メタホウ酸イオン0,12。
   ・遊離物質→メタケイ酸252、メタホウ酸2,99、遊離二酸化炭素15,1。

    同じ姥子温泉の秀名館と同様の重曹泉と聞いて期待してきたのだが、趣はかなり異なった。
    良い湯は、湯の周囲までもが、その湯力(氣)が溢れ出ているが、ここはそれがあまりない。
    湯を見ると、完全な透明ではなく、少しだけ赤みがあり、源泉の注ぎ口周囲には赤い湯の花が少し付着している。
    湯をかきまぜると赤い遊離物質が少し舞う。
    飲むと僅かな苦みを通常の苦みと違って舌の中央先部に感じる。
    湯感はまろやかでアルカリ性単純泉を一瞬思わせるが、身体への影響は良質のアルカリ性単純泉とは異なってゆっくり弱い感じ。
    おそらくは源泉の力が、昨日からの多くの人が入ったためにかなり弱まっているような気がする。
   ★その意味でも、日帰り入浴を午前中に行うのは、純粋な湯質を味わうことができにくい。
    これが非常に広い浴槽なら別であるが、ここのような小さな浴槽だと、どうしてもそれまでに入った人の影響が強く残る。
    たとえば、家庭の風呂でも、一人が入れば湯はかなり汚れ、元の湯質とは全く異なる。(中毒の入浴法など行ったりなど、場合によっては、次の人に悪影響が出る湯質にまでなる。)
    その意味でも、日帰り入浴は、湯船の清掃が終わったあとのほうが安全だろう。
    (ただ、伊豆湯が島嵯峨沢館のように塩素消毒をして清掃する宿も多いので、これはこれで注意が必要だが…)

    なお、湯から出て壁の張り紙を見ると…
    「温泉設備改修工事あるいは給湯調整作業等、また地震などによる地殻変動により、時に温泉が薄茶色に変色する場合があります。これは温泉中に分散して含まれている超微粒のミネラル成分等の変動の影響ですから、人体に対しては衛生上も全く無害です。安心してご愛用ください。」
    …という文章があった。
    なるほど。
   (しかし、あの赤い遊離物質は錆味もしたので、配管内の錆が含まれてないことを祈る。)

温泉力/ △×
接待/ △ (今、ここにアップロードするに当たってGoogleを検索したところ、あるホームページ http://72.14.235.104/search?q=cache:yPtb9NTdangJ:www.higaerionsen.net/kanagawa/tougendai/yamakoshiryokan.htm+%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E3%80%80%E5%B1%B1%E8%B6%8A%E6%97%85%E9%A4%A8&hl=ja&ct=clnk&cd=4
 では、「日帰り客は、客として扱わないとても失礼な宿」とあったが…。)

客室/ ×△ (宿泊料金が安いので仕方ないだろう。)
(客室からの景色/ ×
 雰囲気/ △×
 以上の情報を得るために覗いた部屋/ 三部屋。 )

周囲/ △○
イヤシロチ?/ △〇

金額/ 9500~(掘炬燵のある離れは14000~。一人/+1500のみ。)
  日帰り入浴は、午前11時と午後3時くらいならOKだが、それ以外の時間は無理な事もある。1500円。

総合評価/ △×
今後/ ×

続いては…

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年 8月16日(水)20時31分49秒
  W氏と共に偵察に行った「きのくにや」の翌日に行った湯(宿)を紹介する。

芦之湯 「きのくにや」

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年 8月14日(月)22時23分16秒
  地名(温泉名)/ 箱根芦之湯温泉

名称/ きのくにや

電話/ 0460-3-7045(本館) 0460-3-6551(別館、遊仙観)

ホームページ/http://www.hakone-kinokuniya.co.jp/

交通/小田原駅あるいは箱根湯本駅からバス。東芦乃湯下車。(湯本から40分位)

動機/ じゃらんに良く載っており、湯質で評判というのと、合宿使用OKと書いてあったため。(おそらくは目の前の松阪屋本店と10mも離れていないため湯質は同じだろうが…)あとは旬の食材と健康的な食事にも惹かれた。

宿の簡単な説明/ 江戸時代から300年続く老舗旅館。(松阪屋よりは少し新しい)

チェックイン&アウト/ 午後3時~午前10時

風呂/△× 露天 4
      内湯 2
湯質/ △×
    硫黄泉。基本は芦之湯源泉第3&6号の混合泉(pH7・6)だが、内湯には5本の源泉をその場で混合している風呂もある。(身体はその湯での変化が大きかった。肝臓、呼吸器に響いた。)
    本館の露天のみ消毒&循環無しの透明な湯だが、そこは常にぬるく、とても入れない。
    内湯なら本館の濁り湯がまだ良いが、目の前の松阪屋本店に比べると天と地との違いがある。(大きな藻(アカ?)が浮いているのも汚い。)
    松阪屋本店とここでは道路一本を隔てているだけなのだが、「こっちは温泉が出るのだが、あっちは出ない。その代わりに水は出る」と、後日、松阪屋本店の宿の方から教わった。
    正徳の湯はまだしも、なるほど…と思わざるをえない泉質の違いであるが、そういう決定的な違いがあるは実に不思議な事だ。
    (「あっちは温泉が出ない」というのは、以前はともあれ、どうも現在では誤謬のようだが、泉質の違いは歴然としていることは事実。)
    その後、あるタクシーの運転手に聞くと、「松阪屋本店ときのくにやはお互い仲が悪く(それはそうだろう。不思議な偶然の賜物ではあるが…)、そのため時の総理大臣の中曽根さんが両方の宿に大きな色紙を書き、「これを一年毎に取り替えること。」と指示したのだそうだ。
    大岡越前よろしくの指示であるが、一年後に伺っても同じであったことから、その指示は守られていないようだ。
   (その書が立派に飾ってあるのは両宿ともなのだが、単に自分のところの名誉にしている感があるのは穿ち過ぎか。)
    おそらくは、こうした互いの切磋琢磨は、300年前から続いていたのかもしれない。
    場の不思議、そして箱根という場の奥深さを色々な意味で感じさせてくれる芦之湯であるが、そうした拮抗があるが故にここはいまだに活性化しているし、またそうした人間同士のドラマ、つまり、その関係によってクリヤしていくことができる部分があるのかもしれない、ことを思うと私たち人間の中にある様々な部分の中の一つの象徴だとも思われる。

温泉力/ △ 宿の薦める貸切露天の正徳の湯は透明な硫黄泉(pH6・6)でここの湯が一番力があった。(関節系統にもかなり響く感があった。)

連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/ ×
接待/ △○ (良い仲居さんに当たり、気を遣ってくれた。フロントの男性は少しぶっきらぼう。)

客室/ ×△ (泊まった所は新館16000円で別館に次いで良い部屋のはずだったのに…)
景色/ ×△

周囲/ ◎
       (ここは湯の花沢は別として、箱根で最も標高の高い温泉場であり、三日のうち二日は曇っている、珍しい場所である。
       また、周囲に「ご神氣スポット」があることは、松阪屋本店のコーナーで書いた。)

イヤシロチ?/ ◎
ビール/ △ (キリンラガー)
冷凍庫/ ○有り

部屋食/ ○
食事/  △○(ゴージャスではあったが、じゃらんで書いたあったような旬の健康食とは言えないだろう。)
(氷)水/ ×

寝具(寝心地)/△
金額/ 9000円~
    (14人までは7560円、15人以上だと6825円にもなる。)

通信環境(インターネットetc.)/ ×
総合評価/ ×
今後/ △×
 ピアノもあるし広い会議室もあるし(フロントではビルエウ゛ァンスが真空管のアンプより流れる)、16畳8人使用で一人7800円(本館)なので合宿に使いたいのだが、本館は薄暗くカビ臭い(本館でも鉄筋のほうは良いが、値段が高くなる)ので、いつか借りたいという気持ちは少しだけあるが、いかんせん湯が△×なので…。

ありがとうございます。

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年 8月14日(月)20時13分35秒
  さくやさん、溶岩浴の感想をありがとうございます。

(皆さんも、横浜道場で整体やエステを受ける前には、一度体験してみては?
 今のところ、皆さん相乗効果を得ていますよ。)

さて、体調も復調してきましたので、今日から連日投稿してみます。
(まずは、芦之湯「松阪屋本店」の次に投稿し忘れていた「きのくにや」からです!)

溶岩浴体験記

 投稿者:さくや  投稿日:2006年 8月 8日(火)04時02分44秒
   先日、私も、伊勢佐木町の富士山溶岩浴、誠乃癒(まことのゆ)に行ってみました。
ゆっくりしたかったので、プライベートルームの80分コースを予約。全て前金制。
プライベートルームは、劉邦様が書かれた通り、作務衣に着替えて休憩もできる和室(洗面台/ドライヤー有り。ロッカー3つ。クレンジングセットやブラシ、拓神水という500mlペットボトルが入ったバスケットを渡してくれます。)とシャワーブース、溶岩浴ブースの3つで構成されていて、和の空間が、ほっと落ち着きます。

 まずシャワーを浴びて髪も洗ってから、溶岩浴ブースへお水を持って入りました。(1本飲み干すくらいが目安だそうですが、追加で1本もらって(150円)、80分の中で1本半飲みました。)
溶岩を玉砂利状に磨いたものが敷き詰められた上に、タオルが敷いてあって、横たわると、何とも玉砂利が体に気持ちよい刺激をくれます。室温はサウナほど高くないので、眠ろうと思えば眠れるでしょうが、「初めての人は、10分入ったら出て、休憩されるといいですよ。」との言葉を、今回は忠実に守ってみました。
 竹の枕がとても気持ちよくてふと目を閉じると、富士山のパワーともいうべきか、力強いエネルギーがじわっと背中全体から入ってきます。体が急速に緩みはじめ、特に、顎関節が緩むのを感じました。横になって3分もしないうちに、汗が噴出します。溶岩から放出される遠赤外線による発汗作用はものすごくて、さらさらの汗がどんどん噴出し、デトックス効果はかなりのものだと思います。鉱物ミネラルのマイナスイオンが満ちた空間で、腹式呼吸を意識してみたら、発汗はさらに促されます。
途中で起き上がって水も飲みながら、10分ほど寝ては、部屋で5分休憩するのを3回繰り返しました。部屋はエアコンは全くつけていなかったけれど、かなり涼しく感じるので、温度差を利用した温冷浴もできるでしょう。

 入浴後は、体を拭くだけで、シャワーは浴びません。「この汗は、言わばローションのようなものなので、流したらもったいないのです。」とのこと。
80分きっかりで部屋を出て、水出しの美味しいお茶をいただきました。う~ん、満足。

 しばらく休んでから外へ。もの凄い暑さなのに、肌はこの日一日、さらさらのまま。
体もとても軽く感じ、鋼の肝臓も、いつもよりずっと柔らかくなっていました。
この日は全く食べずに行って、帰宅後夕食だけ摂りましたが、溶岩浴の時は、一日断食すると、デトックス効果が更に高まるかもしれません。だるさや疲れは全く出ずに、夜もぐっすり眠れました。
 驚いたのは、翌日の今日も効果がずっと持続していたこと!!体はやはり軽やかで、べたついた汗をかきませんでした。

 この溶岩浴、私はかなり気に入ってしまいました。自宅近くにも支店があるので(こちらはアジアンリゾート風なので、だいぶ雰囲気は違うでしょうが)、ぜひ行ってみたいと思っています。(きっと、はまってしまいそうな予感…)

ありがとうございます。

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年 8月 5日(土)21時25分25秒
  なよ竹様、待っていました!
(月よりお帰りなさい。「その後のかぐや姫」をいつか書いてくださいね。)

ご投稿ありがとうございました!!

※「福住楼」の湯後感との共通項はたしかにあるかもしれない。
 なお、「福住楼」については、私も以前、書いていますので、下の「次へ」をクリックするとあります。

 溶岩浴直後の整体の感想もありがとうございました。

溶岩浴

 投稿者:なよ竹  投稿日:2006年 7月26日(水)01時16分50秒
  遅くなりました。(やっと、月より戻りました。)
溶岩浴、女性用の大部屋に行ってきました。
大部屋は、全部で7つのブースがあります。
そのうち5つは溶岩を平らにスライスしたもの、2つは小石でできています。
私は、平らな方に案内されました。
服を着て、ロッカーの鍵を返すまでの時間が50分とのことです。
思ったより、汗かいていました。でも、さらさら。その日の肌の感じは
「福住楼」のお風呂に入った後に似ているように感じました。
溶岩浴の後の整体は、次の日が少し楽のような気がします。
面白い経験でした。

温泉探索記(14)。  会報2006年掲載の文章。)

 投稿者:湯氣  投稿日:2006年 7月25日(火)15時55分58秒
   濁り湯に魅せられた私は、強羅~箱根と様々な濁り湯を体験したが、最後に箱根のとっておきの濁り湯を体験すべし…と、淨潤湯治之神に連れられ、第一回「氣道」湯治合宿に参加したのであった。

 そしてその後・・・ワダモ温泉之神に或る情報を教わり、私はついに神奈川県を出て、奥鬼怒へと向うのであった。

 鬼怒川温泉駅に着く。(なんて空が広く空気がきれいなんだ。)そしてバスに乗るのだが、すごい山道!
 バスの運転手さんの名人芸は特に対向車が来た時は絶品で思わず拍手してしまった。
 終点の女夫淵温泉からは、宿泊者のみの送迎車で行くのだが、これまた凄い。山奥なので舗装されていないジャリ道が多く体は宙に舞い、トランポリン状態。

 きっと誰もが「なぜこんな所に温泉を探せたのか?」という疑問を抱くだろう。
 その理由は、鹿の足跡。(!)
 ここの元主人はマタギ(猟師)であり、ある時、鹿を追っていたところ、鹿の足跡を見つけ、さあ、追うぞというところで、良く見ると、その足跡に5ミリにも満たない小さな糸くずが…。
 湯の花だったである。
 それで、ここは温泉が出るはず!と掘られ、そして実際に噴泉したのだそうだ。(!)

 …さてさて、その青い濁り湯の加仁湯に到着だ。

地名(温泉名)/ 奥鬼怒温泉
住所/ 〒321-2717 栃木県塩谷郡栗山村大字川俣871
名称/ 加仁湯
電話/ 0288-96-0311(電話予約のみ)
ホームページ/ http://www.naf.co.jp/kaniyu/
宿の簡単な説明/ 標高1350m。天然のウッコウイワナが泳ぎ、ブナの原生林が広がる鬼怒川の源流部、奥鬼怒温泉郷の正面に屏風岩を望む「秘湯中の秘湯」の一軒宿。(なので登山者の利用も多い。)
 創業は昭和9年。和48室。洋4室。
風呂/ ○ 秘湯中の秘湯と言われるのに、宿は様々な客層が満足できるような工夫をしている。
湯質/ ◎ 含硫黄-ナトリウム-塩化物炭酸水素泉。(湧出量300リットル/分。ph6・3他。源泉55~60度。)
      敷地内に5本の源泉が湧く。(掘削動力揚湯。もちろん消毒&循環&加水(季節によってはある)&加温無しの源泉掛け流し)
景色/ ○
周囲/ ◎ (大自然&山奥。)
金額/10650~(本館)。12750~(積善館)。
総合評価/ △×
(食事と食事処の雰囲気がちょっとのため。
 なので、ここに訪れる方は翌日にここから徒歩15分の「手白澤温泉」に行くといいい。(ここは最高である。宿泊もお薦め。)
 なお当日は徒歩5分の「八丁の湯」(ここも有名な所)に日帰り(500円)で入るべし。)

(富士山) 溶岩浴

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年 7月18日(火)16時50分21秒
  地名(温泉名)/ 溶岩浴
住所/横浜市中区伊勢佐木町2-81 千歳観光ビルB1
   (他にも、渋谷代官山、麻布十番、自由が丘、表参道、西池袋、大阪、白金大、大森、恵比寿、広尾、小田原、元麻布、新横浜などにも有り。)

名称/ マグマ スパ 「富士山溶岩浴 誠乃癒(まことのゆ)」

電話/045-243-3112
ホームページ/http://www.magmaspa.jp/
交通/JR関内駅から伊勢佐木モールを徒歩5分。(京急日ノ出町駅、市営地下鉄伊勢崎長者町から徒歩3分)

動機/仕事をするためにたまに用いる喫茶店「壱番館」に入ろうとすると、無い!
   よく見ると店の名前が変っていた。(明豆(メイズ)に。)
   そのため周囲を見やることになったが、すると、その一階に新しく妙な店が出来ており、入り口には芸能人からの開店祝いの花が並んでいる。(松本伊代、研ナオコその他大勢)
   置いてあるチラシを読むと岩盤浴よりも現在(2006年)ブームになっていると言われる溶岩浴というものが、この店で体験できるらしい。
   そのチラシによると、
  「■富士山溶岩浴とは?
   富士山の溶岩を使った新しいスパです。従来の岩盤浴とは全く異なるもので、現代人の体の悩み(肩凝り・腰痛・頭痛・肥満・冷え性など)を、大自然の恵みを利用したヒーリングで解決します。
   スパでは、リラックスしながら温められた富士山の溶岩の上で横になり、汗をかいて頂くだけで様々な効果を得ることができます。
   ■マグマスパの原理
   唯一無二の素晴らしいパワーを持つ富士山溶岩。しかしそのパワーを効率よく体内に取り入れられなければ意味がありません。
   「マグマスパ」は下記に掲げる3つの方法により富士山溶岩パワーを余すところ無く体に活かします。
   体内摂取→ 各鉱物ミネラル層を通過した水が気化して室内に放出。
         ミネラルとマイナスイオンの浄化作用で爽やかな室内環境を作り、
         深呼吸・皮膚呼吸によって体内へ鉱物ミネラルを摂取。
   遠赤外線→ 遠赤外線の放射により、運動エネルギーが働いて自己発熱がおき、
         体の内部から温めます。 細胞の活動も活発になるので
         新陳代謝・機能不良改善・免疫力アップ等の効果があります。
   体外排出→ 遠赤外線効果により、体内に含まれる老廃物・脂肪・食物や
         生活の中で摂取した重金属等が大量の汗とともに排出され、
         体内がクリーンアップされます。」

    …だそうで、
    また、裏面には、富士山溶岩の鉱物層より発生するマイナスイオンは滝周辺と同等(岩盤浴の約1000倍)の濃さであることが記載されていた。
    さらに、
1.血行促進作用
3.水分子の活性化作用(生理活性化作用)
5.腸内細菌の正常化(微生物の繁殖)
7.浄血、免疫力向上作業(ミネラルの含有)
9.温泉入浴の2倍以上の効果 2.自律神経の調整作用
4.細胞の活性化(老化防止)
6.解毒、排毒作用(有害物質の除去)
8.穀物、野菜ビタミンC、B類の流出抑制作用
10.殺菌作用、防腐作用、保水作用
   もあるとのことで、
   岩盤浴では、湯河原健康スポットおあしすで、おそらく現在では最高と思われる北投石によるものを体験していたので、それと比較するのも面白いだろう、と足はその店の中に・・・

感想/お洒落な薄暗い雰囲気のロビーに降りて行き、「今から体験できますか?」と伺うと、ちょうど空いているとの事。
   ・50分コースと80分コースがあり、金額は税込みで、前者が \2,500、後者は\3,300で、20時以降は\200増しとなるそうだが、
  ・男性の場合は、個室(プライベートルーム)チャージとなるためか、50分で3000円であった。
   (しかも、私は入り口のところに置いてあった20%offのチラシを使ってであるから、本来はもっと高い。)
  ・なお、プライベートルームチャージの料金は、
   1名 +\1,000(1部屋・税込)
   2名 +\1,500(1部屋・税込)
   3名様~4名様 +\2,000(1部屋・税込) となる。
  ・部屋に通され、説明を受ける。
   ずっと入りっぱなしでなく、20分くらい入ったら出て休憩したほうがいい、とか、
   皮脂腺からサラサラとした汗が出るので、すぐにシャワーで流さすと効果が半分くらいになってしまう、とか、
   (これは、他の岩盤浴も同様。もちろん時間がたってからならOK。なお、ここにはシャワー室も付いている。)
   水を渡され、一本は飲んで欲しいと言われる。
   (バナジウムが豊富な富士山の「拓神水」をスパで同時に摂取することで、水分補給と共に、より多くのミネラルを吸収することが出来るとのこと。美味しいので、帰りに2本買ってしまった。一本150円。)
  ・作務衣に着替え、フェイスタオルを持って中に入ると、小さな石(これが富士山の溶岩で出来た石なのか…)がたくさん敷いてあり、その上にバスタオルがかかっていてそこに寝ることになる。
   (テレビも設置されている!)
  ・内感(体内の内側を感じている)と5分くらいたったあたりから、かなり様々なところが気体化していく感があった。
   体内に浸透するエネルギーの感じは、北投石の岩盤浴のほうが強烈だが、北投石はかなりの放射線も出ているのでその影響なのかもしれない。その意味では、こちらのほうがサッパリとした自然な感じの浸透感ではあった。
   発汗作用は北投石よりも速く、その意味では部屋で行うということもあり、とても良質なサウナに入った感じである。そしてサウナに入るなら、ここのほうが余程良いであろう。
  ・浴後は、内体がとてもクリーニングされていた。
   (発汗による疲労はもちろん否めないので、体力のある&少し鈍り(捻じれ)のある方向きだろう。
    なお、浴後に出される水だしの日本茶は非常に美味しかった。)
   慢性的疾患のある方にアロマバスを薦めていたことがあったが、氣の巡りの良さからいうと、このスパはそれ以上かもしれない。
   (一言で言えば、先ほど言ったように良質のサウナだろう。マグマヨーガレッスンも実施しているのだそうだが、これはホットヨガ同様、あまりお薦めできない。)
   特に、氣道のエステやプハン・エステ(http://npo-kido.com/)と共に活用すると、とても大きな相乗効果がある感じなので、プハンやエステを受けられる方で通常の体力のある方(特に鈍りのある方)はその前に入られるという手もあるだろう。

白子温泉 「白子荘」

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年 7月 8日(土)22時07分56秒
  地名(温泉名)/ 千葉白子温泉
住所/〒299-4212長生郡白子町古所3291-3

名称/ 国民宿舎「白子荘」 (白子町『アクア健康センター』)

電話/0475-33-4526
ホームページ/http://www.kokumin-shukusha.or.jp/annai/ken/tiba/212057.html
交通/外房線茂原駅から白子車庫行きのバスにて25分、終点白子車庫下車。そこから徒歩5分。

動機/ いつも砂療法に活用させて戴いている白子海岸に、砂療法ではなく、瞑想(【心の学校】)の合宿に使える場はないか、と思い、30軒近くの宿を全て電話して湯質、金額、部屋、食事その他を調べ上げ、結論として白子ニューシーサイドホテルに行ったのであるが、その後、部屋から海が見える宿があることを知る。そして三四郎、とニュームカイに下見に行き、翌日、この『アクア健康センター』を下見に行った。
 つまり、宿泊は綱吉屋さんか綱吉屋さんの敷地内のマンションにするとしても、温泉だけは『アクア健康センター』で入るという手もあるのでは、という事務局長の意見に納得し、下見に行った次第。
 同じ白子海岸だから、すぐであろうと重い荷物をかついで歩き始めたが、いやいや30分たってもおぼしき施設は見当たらない。計一時間位歩き、肩が重荷に耐えられなくなった頃、『アクア健康センター』を見つける。
 見ると、手前に国民宿舎「白子荘」という宿が。
 もしかしたら、ここは3階ではあるが、こんなに海に近ければ、部屋から海が見えるところもあるかもしれない、もしそうであれば、ここに泊まり、隣の『アクア健康センター』を湯だけは利用する手も面白いと思い、宿に入り、色々と伺うことにした。

宿の簡単な説明/ おそらく白子海岸では海に最も近い宿であろう。
         清潔感と解放感、そして何より明るさがあっていい。
 (6畳~12畳、26部屋。大広間/1部屋52畳(舞台付き。80名。)。定員122名。(うち海の見える部屋が3階に5室くらいある。(20人くらいの合宿なら、全員が海の見える部屋に泊まれる。実際に、全て見せてもらったが、とても良かった。南側の部屋だと防風林の松林のため、波打ち際は見れないが、その代わりに駐車場などの人工物が見えないで、松と海だけなので、そのほうがかえって良い位かもしれない。)

チェックイン&アウト/午後15時~午前10時

風呂/ △×男1女1
    (タイル張り。)
   (『アクア健康センター』のほうは、△。)

湯質/(白子荘のほうは、沸かし湯なので、この項は『アクア健康センター』の湯質とする。)
  ○~◎(消毒と循環無し。(白子で唯一である。)しかし、源泉が低温のため加温するのは当然としても、加水は勿体ないと思った。温泉の供給量の不足を補うため、と書かれてあったが…。しかし、私が入った時は、加水していないか、あるいはしていたとしても少量のようで、非常に濃い湯であった。一緒に入っていた若者が「ここは濁り湯だ」と発言していたが、湯の底が見えないし、そう言いたくなるの気持ちも分かる。)
   ・泉名→白子温泉
   ・源泉温度29,7度。
   ・泉質→ ナトリウム、塩化物強塩温泉。(弱アルカリ性高張性低温泉)
  なお、ニューシーサイドホテルや三四郎の泉質と比較したい人もいらっしゃるだろうから、ここの泉質のほうを( )に囲っておいた。
   ・陽イオン(総量12870(12120)ミリグラム)→水素イオン、リチウムイオン0,7(0,3)、ナトリウムイオン11870(10820)、カリウムイオン361,1(350,7)、アンモニウムイオン4,7(269,4(!!))、カルシウムイオン284,7(270,4)、マグネシウムイオン389,9(402,6)、マンガンイオン0,1(0,07)、ストロンチウムイオン10,3(5,9)、バリウムイオン4,0(2,5)、第二鉄イオン2,6(2,6)。
   ・陰イオン(総量20660(20610)ミリグラム)→フッ素イオン0,2(0,3)、塩素イオン19550(19470)、臭素イオン203(141,1)、ヨウ素イオン40,1(108,7(!!))、亜硝酸イオン0,2(0)、硝酸イオン0,4(0)、リン酸イオン0,7(0)、炭酸水素イオン863,4(892,4)。
   (非常に個性的な湯であることが、上記で解ろう。)
  ・遊離物質→メタケイ酸67,4(0,8)、メタホウ酸19,2(14,9)、遊離二酸化炭素27,0(46,7)、腐食質(37,0)。
   ・微量成分→総砒素0,039(0)
   ・総量。(なお、全て0、00のものは省略。平成2年10月19日。)

  美人の湯と称される温泉は、ヨウ素の産出量が高いことで有名な白子町に湧く温泉だけに、日本随一の含ヨウ素食塩泉だとは知っていたが、上記の如くこの『アクア健康センター』のヨウ素量は非常に多い。
   微黄~茶白濁色。
   それでも、内感すると湯に入ってすぐに皮膚より素早く(まるで走っていくが如くに)体の内側にしみ入ってくるのはニューシーサイドと同じというか、その1,5倍以上。
   非常に密度濃い湯感覚でありながら、内体(=からだ=感覚的身体=潜在意識)に迫ってくる湯である。

温泉力/ ◎
  (白子町での湯は、どうしても保健所からのお達しで殺菌せざるを得ないのだそうで、白子温泉の宿には全て電話で一軒一軒確認したが、どこも殺菌と循環、加温はしているのに、ここ(『アクア健康センター』)は消毒も循環も無し。)

接待/ ◎
  とても丁寧に応対してくれた。(温かい笑顔で、合宿に使う場合のことや、海の見える部屋まで何室も鍵を開けて案内してくれた。砂療法のことも話してみると、数年前まで10数年間用いていた団体があったとの話で、
 「それは、東条百合子さんの団体では?」と伺うと何とそうであった。)
   やはり、接待は宿にとって重要な点であろう。(宿の性質によっては、最重要な点だろう。)

 (後日泊まった時に、グラスを割ってしまった。その旨をフロントに伝えると、何度も「お怪我は大丈夫でしたか?」と聞かれた。)

客室/ ○
   何しろ部屋から海が近くに見えるのは嬉しい。(南側なので、日当りはもちろん最高である。)
   ビジネスホテルの和室盤であるが居心地はいい。
   トイレ、洗面無し。(しかし、すぐ近くなので不便に全く感じない。(福住楼よりも感じない。まるで長寿湯(仙石原)のようだ。))
  (泊まった部屋/305)
周囲/ ◎ 白子海岸。
自然度/◎
良い場所(イヤシロチ)?/○
ビール/△○
  (630円。持ち込みも出来るが1本200円かかる。清涼飲料も50円かかる。
   ところが夏は生ビールが登場する。それで○をも付けた。7時半までなら食堂に頼み、部屋にまで持ち込むことも可能。)
冷凍庫/×(冷蔵庫も無し)
部屋食/×
(宴会、会食など食堂以外の広間の場合、配膳料として飲食の10%を加算すれば良い。白子で部屋食ができるのはニューシーサイドホテルだけだと思っていたのに!!)
 (食事所/○食堂ではなく、別部屋にしてもらったが、なんと隣の部屋であった。まるで信玄館(中川温泉)のようだ。(これも2006年の【呼吸法合宿】(滝行のあとの湯治合宿)で使う予定。 なお食事所は308号室。)

食事/△
   (「特別料理」(活きの良い姿造りなど、一品料理も承る。
    自慢料理は、九十九里名産のハマグリ、マガラミ料理、大漁舟の盛合せ、黒潮鍋料理(冬季のみ)だそうだ。ためしに舟盛りを頼んだ(普通は3000円のところを一人なので2千円で…と。量は素晴らしかったが、通常の夕食にもお刺身(マグロ&イカ)がついていて、そのマグロのほうが美味しい。しかし、揚げ物は割りと美味しかった(私の嫌いなカキフライも、ホタテフライも。)のは驚きであった。)
   ・昼食も、様々な定食や、そば、うどん、ラーメン(炒飯付き)、カレーライスその他10種類以上ある。(1000~1600円程度。蕎麦やカレーは600円、ラーメンセットは700円。)

(氷)水/◎(頼めばやってくれる。そして、頼んだらピッチャーに凄い量が来た。応対する人によっては有料(200円台)となるようだ。)

寝具(寝心地)/○
 (なんと、この料金で、敷いてもらえるとは…!しかも,清潔。掛け布団二枚で、下は毛布。 )
 ↑というのは、一回目のことで、その後は違っていた。

金額/◎
  6600円~ (一人でも大勢でも同料金のようだ。朝食抜きだと5600円位でやってくれると言う。)
  (一人/)○(一人でも同料金!)

通信環境(インターネットetc.)/×△(綱吉屋と同じ。海に近いためか、白子の中では格段に遅い。まずインターネットは使えないと思ったほうが無難であろう。)
総合評価/◎
   (宿だけの総合評価となると、温泉はないのだが、金額のことを考え○であろう。)
※なお、予約は、
  通常予約は、3ヶ月前の午前8時30分より受付。
  夏期予約(7/1~8/30)は、4月1日の午前8時30分より受付。
  年末年始(12/28~1/5)は、10月1日午前8時30分より受付。

連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/◎

 ここで合宿をしたら、参加される皆さんは喜ぶだろう。
 (1、何よりも部屋から海がパーンと見える点、
  2、それにいつもの民宿とは違った旅館(?)のような和室、
  3、昼食のメニューが豊富で館内レストランで食べれる点、
  4、隣のアクア健康センターで、温泉や砂風呂、その他様々な風呂に入れる点。)

 …で、実際、合宿が実現した。(2006年7月2~7日。【心の学校】合宿版。)
 現地で多く調べた実りとして、実現したことがうれしかったが、果たして最高であったどうかは分からない。
 これは合宿の評価になってしまうきらいがあるが、偶然にも参加者が少なく一人で一部屋という状況も可能であったため、だったら今後行うなら一人で一部屋という案も出た。
 隣のアクアセンターの湯は確かに良いが、毎日となると、私的にはたった2分以内のために千円を払うのはさすがにちょっと抵抗が出てしまい、自分で言っておきながら使えなかった日も出てしまった。
 しかし、ごくごく少人数であったり、あるいは逆に非常に多くの参加者である場合には、合宿であったとしても使える宿だなとは思った。
 以上、実際に合宿を行っての報告であるが、一人あるいは二人でここに来る分の感想とはまた全く違ってくるであろう。
 (その意味では、合宿参加者はぜひ再度、一人などで宿泊して欲しい。これは潛在意識を活性化(ほんとうは意識の活性化、意識との流通を良くすることなのだが…)を図る意味だもお薦めしたい。 …などと、合宿参加者しか分からない内輪の話をしてしまったが、私も合宿前に下見に二回行っているので、合宿に今後参加される方であってもあらかじめ行く手はある。
 その場合は海の見える部屋、波までも見たい方は301~303(そのかわり駐車場も見える)、波は見えなくとも自然だけがうっすらと見える希望の方は307~309の部屋をお薦めする。6人までの大勢なら306だ。
 なお、合宿とか言ったが、これは「氣道」の本拠地(?)である「氣道」協会の行う白子での合宿のことで、この情報についてはhttp://npo-kido.com/のスケジュールを参考にして欲しい。)

今後/○
   上記したように、今後一人でも行くかもしれない。

 (なお、これまた上記した隣の湯治場(?)であるアクアセンターについて最後に付記しておく。)

      ● 『アクア健康センター』について ●
※上記したように、ここの湯は温泉ではないので、温泉を希望する場合は隣の『アクア健康センター』を活用することになる。
 その場合、通常だと1700円かかるが、ここの宿泊者は1550円となる。
 (それで一日何回でも入れる。なお、毎週木曜日は1000円らしい。また夜間6時以降(5~8月は7時以降)は、どの曜日でも1000円。中学生は800円なのだが「貴女は800円ですね。」と言われた30台の女性がいらっしゃる。)
 そこでは、温泉以外にも、砂風呂、アクアルーム(9種類の浴槽、温水プール、幼児用プール)、トレーニングルーム・休憩室があり、料金は1700円(宿泊者1550円)に含まれている。
 ・(ただし砂風呂は別途300円かかる。)
 ・ただ温泉以外は、水着の着用が必要。(ここでレンタルもできる。その場合400円。またここで水着を購入することもできる。)
 ・営業時間は、午前10時~午後8時(5~8月は午後9時までだが、この期間はその年によるようだ。実際7月なのに駄目と言われたケース有り。 要確認。)
 ・砂風呂は10~12時、午後1~3時、4~6時半(5~8月は7時半までだが、これも要確認。)で、温度定価によって、早めに終了する場合もあるらしい。
 ・休業日は、毎週水曜で、水曜が祝日の場合は翌日が休業となる。
 ・連絡先→0475-33-6211
 ・ホームページは、http://www.town.shirako.chiba.jp/aqua/
   (ホームページから割引券ももらえる)

白子温泉 「三四郎」

 投稿者:劉邦  投稿日:2006年 6月26日(月)18時07分32秒
  地名(温泉名)/ 千葉白子温泉
住所/〒299-4215長生郡白子町中里4408-18

名称/ 三四郎

電話/0475-33-3137
ホームページ/http://www.hotel-sanshiro.co.jp/
交通/外房線茂原駅から白子車庫行きのバスにて20分。中里下車。
 ★注意!  (「白子ニューシーサイドホテル」の項にも書いたように、このバスが曲者。…というのは、次の停留所の画面表示とアナウンス放送の停留所名が異なることがあるのである。異なっていた場合、正しいのはアナウンス放送のほう。そうでないと、私のように乗り過ごしてしまうことなる…。)

動機/ いつも砂療法に活用させて戴いている白子海岸に、砂療法ではなく、瞑想(【心の学校】)の合宿に使える場はないか、と思い、前回、白子ニューシーサイドホテルに行ったのであるが、その後、部屋から海が見える宿があることを知る。
 それがこの三四郎とホテルニュームカイの二軒。
 どちらに下見に行くべきか迷ったが、ニュームカイは当分、空きがないとのことで、三四郎となった。
 (三四郎に到着前、結局、ニュームカイにも行き、直接色々と話を伺った。
  しかし、合宿利用で、海の見える部屋はとれないとの事で、今回、ここ(三四郎)にして正解であった。

宿の簡単な説明/ 海辺の古目のリゾートホテル。(42部屋(うち海の見える部屋が10~15部屋ある。収容人数300人。テニスコート16面(利用できるのは23面)あり。)

チェックイン&アウト/午後15時~午前10時

風呂/ ○
    大浴場 男1女1
    (大浴場からは海が見晴らせ、気分が良い。)

湯質/△○(消毒と循環をしているのだが、原質は◎。加温あり。)
   ・泉名→白子温泉リゾーン(H-106号井)。
 ※白子ニューシーサイドホテルと全く同じである。(以下も同じ。)
   ・源泉温度30,3度。・湧出量L/分。
   ・pH.7,5。 ・密度1,0217。
   ・泉質→ ナトリウム、塩化物強塩温泉。(弱アルカリ性高張性低温泉)
   ・陽イオン(総量12870ミリグラム)→水素イオン、リチウムイオン0,7、ナトリウムイオン11870、カリウムイオン361,1、アンモニウムイオン4,7、カルシウムイオン284,7、マグネシウムイオン389,9、マンガンイオン0,1、ストロンチウムイオン10,3、バリウムイオン4,0、第二鉄イオン2,6。
  ・陰イオン(総量20660ミリグラム)→フッ素イオン0,2、塩素イオン19550、臭素イオン203、ヨウ素イオン40,1、亜硝酸イオン0,2、硝酸イオン0,4、リン酸イオン0,7、炭酸水素イオン863,4。
   (非常に個性的な湯であることが、上記で解ろう。)
  ・遊離物質→メタケイ酸67,4、メタホウ酸19,2、遊離二酸化炭素27,0。
   ・微量成分→総砒素0,039
   ・総量。(なお、全て0、00のものは省略。平成17年3月30日。)

 ( ※白子ニューシーサイドホテルと全く同じ湯質なので重複するが、一応書いておこう。)
  美人の湯と称される温泉は、ヨウ素の産出量が高いことで有名な白子町に湧く温泉だけに、日本随一の含ヨウ素食塩泉。
   塩分濃度が高く保湿効果が高いが、塩素が残念。
   微黄白濁色。
    それでも、内感すると湯に入ってすぐに皮膚より素早く(まるで走っていくが如くに)体の内側にしみ入ってくる。(脳内にも来る時があった。)
   内体(=からだ=感覚的身体=潜在意識)、そして過去から影響されている深い部分に行く感じがし、実際、数分の入浴なのに浴後は、臨時でなく古くからの草臥れの場所である数カ所の痛みが浮上してきた。
   濁り湯の如く密度濃い感覚でありながら、内体(=からだ=感覚的身体=潜在意識)に迫ってくる湯である。
 ★ニューシーサイドホテルとの違い。
  全く同じ泉質(源泉が同じ)であっても、宿により違いがあるのは面白いところ。
 (これについては、強羅「山田屋」の項で理由を書いたので、ぜひ参考にして欲しい。)
 今回決定的に違ったのは、ニューシーサイドホテルのほうだとアルコールのような石油(?)のようなサウナの中のような鼻につく臭気があったのだが、ここは感じなかったということ。
 また、ニューシーサイドホテルのほうが濃い感じがしたのも不思議である。
  これは、風呂の浴槽の石の性質と、循環量の違い(ここはかなり急速に循環している。浴槽の底から排水しているのであるが、その力が強いため、湯の表面が吸い込まれるための渦ができるほどだ。)が大きいだろう。(あとは、今回の場合、私が宿泊者の中で一番最初に風呂に入ったことも若干あるだろう。

 ★この「浴槽の材質による湯への影響」というのは、案外大きいもので、湯河原のおあしすで、かなり開眼させてもらったのだが、この点に留意すると結構面白いことが分かってくる。
  逆に言えば、浴槽に用いている材質によって湯を誤解してしまうこともあると思う。
  たとえば自宅近所の家の風呂同であっても、「えっ?ここ温泉?」というぐらいに違うことがある。(もちろん同じ水を用いているのにである。)
  これは、ガスだ炊いているのか、電気なのか、薪なのかという違いももちろんあるが、浴槽の材質によるところが大きく、自宅の場合なら、プラスチックは一番劣り、次いで人工大理石、タイル、材木という順になる。
  (石を用いた風呂が自宅ではないだろうから割愛した。なお、タイルと材木では湯質に決定的な違いが出るが、タイルであっても温泉のよう…と感じるくらいの石もある。)

 ・なお、ニューシーサイドホテルでは湯質は○だったが、こちらで△にした理由は、こちらのほうが自然な湯感で、個人的にもまた一般的にも受け入れ易い湯なのだが、一回ニューシーサイドホテルの濃い感じを体験すると何か物足りなさ、薄さがあったためである。

温泉力/ △○
  非常に個性のある湯であり、また良い湯なのに、殺菌その他が残念である。
  (どうしても保健所からのお達しで殺菌せざるを得ないのだそうだ。白子温泉の宿には全て電話で一軒一軒確認したが、どこも殺菌と循環、加温はしている。)

接待/ △×
   少しおっかない人(女将さん)もいらっしゃる。
  (下でも記したが、布団を自分で敷くため、部屋に仲居さんが入ってこない。
   これでは接待は無いということに等しいが、(上記のは、受付の応対という事である)、個人的にはそういう接待のほうが、仲居さんに気をつかわなくていいので良い面もある。
★  こちらが気遣いをしないですむ仲居さんは少ない。
   もちろん、これは私の性格もあるので、★印こそ付けたが、これこそ鵜呑みにしないで欲しい。
   箱根なら仲居さんとも親しくなった福住楼や環翠楼でも、また湯河原の藤田屋のある仲居さんや、金沢の浅田屋のような見事さがあっても、いないに越したことはない…と思ってしまう。(そのくせ、居なければ…ということもあるのだろうが、今のところはない。)
   この仲居さんがいらっしゃるから訪れたいという宿が欲しいものだ。

 (その意味では、この白子海岸では、どんなに部屋からの景色が良く海が見えても、食事が美味しかろうと、温泉が良かろうと、あの人の声が聞きたい、あの人に会いたいという女将のいる宿があったことを思い出す。
 (注/「あった」と過去形で書いているが今でも毎年砂療法の時に泊まっている宿。ここでも白子の宿として真っ先に紹介した綱吉屋である。)
  そこは、すぐ近くなのに海は見えず、温泉も以前ここに書いたように、バスクリンであるが、でも、あのおばちゃんに会いたく思う。
  そういうのが本当の接客、接待なのだろうな、と思う。
  もちろん、ひとりになりたいという想いは、それはそれであるのであるが、あの方はプロだと思う。
  この海景色よりも、温泉よりも、おばちゃんの声のほうが上になったのだから。
  (そして、それを確かめられただけの一人旅は、ここに来る毎におばちゃんに会いたくとも会えないのは辛かった。
   余談になるが、今日も「えっ、先生が一人で下見に?」と言われたが、今後、協会の合宿の下見は、別の人にも担当して欲しいものだ。

客室/ △
  海が見える部屋ではあったが、バルコニー外側の塀が高いため、座った場合は、見上げてやっと水平線が見えるという感じである。(もちろん、立てば海が見晴らせる。)
  畳がひどくすり切れているのは、テニス合宿でよく用いるためだろうか。
  (それはまだいいとしても、障子が大きく破れているのがそのままなのは変。)
  ただだだっぴろい感じの広い(12畳)部屋で、一人アルミサッシの向こうの海を座高を伸ばして見ているのは滑稽ではある。
  宿(ホテル)は立派で、エレベーターも高級(?)で清潔である。
 (泊まった部屋/806)

周囲/ ○ 白子海岸。
自然度/○
良い場所(イヤシロチ)?/○

ビール/×(一回ロビーの自動販売機でサントリーモルツ缶有り。(350ミリリットルで300円。ロングもある。)なお、冷蔵庫には何も入っていない。)

冷凍庫/△

部屋食/×
(別部屋での喫煙/宴会場、食堂共にOK)
  夕食は5時半から。(!)
  なんと、その10分位前に、部屋で校庭のチャイム音がする。
  続いて「お客様へ…夕食の準備が整いましたので…」と続く。
  部屋にスピーカーがついていたのだ。
  1階の食堂に行くと、学生たちが。
  27名の学生以外は、なんと私一人!

食事/△○
  一人ずつの焼き物(小さなバーベキュー的なもの。帆立貝。)と、スープなど通例ではあるが、
  お刺身(中トロ、シマアジ、たこその他)の量が多く、新鮮だったのは嬉しかった。(これは、○。)
  また、バーベキュー(?)の中のモヤシ、タマネギは、宿というと野菜が少ないので、これは特筆して良いのかもしれない。
  (少なくとも、モヤシ炒めは記憶では初めてであったかもしれない。)

(氷)水/△
 (食堂で氷だけと言って頼む。)

寝具(寝心地)/○
  (なんと、自分の敷くのであった。
   しかし、その分、部屋の中に対してノータッチなのは、煩わしい仲居さんがいらっしゃるよりは、個人的には、じっくりと執筆も瞑想も出来るので、その意味ではいい。
   こうしたノータッチ型の宿と、いわゆる温泉とは分けて評価するべきなのかもしれない。
   なお、寝心地はとても良く、熟睡し朝早く目覚めた。
   その後、瞑想も布団の中で出来た寝心地である。)

金額/ 8400円位~ (電話だと9600円であった。素泊まり8025円。大勢だと-1050円。しかし、また別日に電話したら7000円+消費税と言われる。食事を一食抜くと、-525円で、朝食抜き、夕食抜きそれぞれ同じ-525円である。また色々なプランがある。)

(一人/)○(一人でも同料金!)

通信環境(インターネットetc.)/○
総合評価/△×
   (宿だけの総合評価となると△であろう。(ニューシーサイドも△×。)
    この周囲の場所が良いのはもちろん

連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/×