― 温泉(旅館)&ホテル比較評価 ―
この掲示板は、NPO法人「氣道」協会http://npo-kido.com/により作成している掲示板です。
史上初の、健康法としての外なる自然活用法ページです。
(自然は内にもあります。それを発現させるのが「氣道」です。)
私たち氣道家は温泉を湯治、そしてそれ以上に「禊ぎ」という観点から、
水垢離ならぬ『湯垢離』と捉えております。
関東の温泉宿紹介がメインですが、「外なる」自然という意味で
温泉の無いホテルや宿の紹介をする事もあります。
メイン執筆者は【温泉ソムリエ】の永続資格を認可されている劉邦(「氣道」創始者、pianist)と
その弟である張良です。
なお、表現こそ他の温泉ブログetc.とほとんど同じ書き方がされていますが、
「身心の健康法」からの視点で身体感覚や内的感覚に重きを置いて書いております。
(そのため、どうしても主観的な感想にならざるを得ません。
鵜呑みにしてご参考になさらないよう…。)
ゆくゆく、この掲示板はブログとなる予定ですが、
それまでは、この形でご辛抱くださいませ。
強羅「山田屋」投稿者:劉邦 投稿日:2005年12月 2日(金)20時53分33秒 |
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地名(温泉名)/ 箱根強羅温泉 住所/ 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-907 名称/ 山田屋(自湧の宿) 電話/0460-2-2641 ホームページ/http://www.2641.net/frame.htm 交通/強羅からケーブルカーで終点早雲山まで。そこから徒歩3分。 動機/ お風呂自慢の宿ということで、強羅では最も湯質が良く、しかも日に10数回もチェックをしているということで。 宿の簡単な説明/和室15。残念ながら安っぽい。(ロビーにピンクのしかも品のない絨毯は個人的には勘弁。)湯本のますとみ旅館的なB級旅館で、この早雲山の高台の素晴らしい景色とは似合わない。だからこそすぐ目の前に姉妹店(華ごころ)を作ったのだろう。(ちなみに、華ごころはここの場所とマッチしている箱根吟遊や強羅花壇的な素晴らしい宿であるが接待は×) 風呂/ ○ 入ったのは露天の二つだが、内風呂は放流式つまり掛け流しである。 ★浴槽に常時新しい温泉を注入させ、温泉を再び浴槽に戻さない方式を「かけ流し」または「完全放流式」と呼ぶ。 (なお、露天のほうは放流・循環併用式であるが、ここでは加温目的で冬のみで夏は掛け流しである。私が入ったのも夏であった。) 湯質/ ◎ この辺りの大涌谷から引く単純硫黄泉は全て湯質は同じである。(萬岳楼とも同じ)硫酸塩泉。酸性-ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩泉。源泉67.9℃ pH2・9~2・2。 酸性度が強いため消毒も必要ない。上記したように源泉掛け流しである。 ただ、ここはこの宿独自の工夫によって、湯質や露天でもどこの場所でも同じ温度にするなどを実現している。 湯質チェックの現場にも偶然立ち会わせたが実に見事。職人であった。一時間に一回は実際にそれぞれの湯船に入ってチェックをしているのだそうだ。 温泉力/○と◎の間 ここの湯の体感は月日が経っても時々思い出す。 近辺にも全く同じ源泉から引いた全く同じ湯があるのに(たとえば照本や向山その他)、なぜ、ここの湯が説得力をもって身心に響くのか? そして長く「からだ(=感覚的身体=潜在意識)」に影響が残るのか? そう言えば、湯質チェックの職人さんが言っていた。 ★「同じ源泉でも、その湯をどのような形で最終的に湯船に入れるかまでの間で、ここは凄く工夫しているのです。」…と。 その通りだと思う。そうでないと、同じ源泉でこれだけ違う感触、身体への影響が出るはずがない。 けれども、私が思うにもう二つある。 一つは、その宿、湯船の「場」の問題。 場が良いと植物が繁茂するように生物は活き活きする。 そして温泉もまた生きている存在なのである。 もう一つは、「人の氣(愛情)」の問題。 人間も愛情をかけて育てられると元気に育つ。バラ造りの名人はバラに実際声をかけるのだそうだ。スピーカーだって氣を通すと音が変わり、オシログラフにまで変化が現れる。 まして湯という生き物、そして水が何より氣を記憶することを思うと、ここの湯のように手塩にかけて面倒を見れば、湯が変わらないわけはない。 その意味では、ここの湯は、人の氣によって育てられた箱根の代表と言えるだろう。その意味でも記憶に残る湯である。 (もう一つ、人の氣によって育てられた箱根の湯は天山湯治郷であるが、山田屋の腰椎3番捩れ的な田舎臭さがあるのに比べて、天山がそれとは全く対照的と言っていい腰椎一番的なスッとして垢抜けた感じがあるのは面白い。) 連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/ △ 湯だけなら二日(以上か)。 接待/ × 景色/ ○ 周囲/ 〇 (ただ道路に面しているので音はどうか…) イヤシロチ?/△○ ビール/生無し。 金額/ × 15000~ 一人/ ○(ただし+8000円) 総合評価/△×(湯の評価は他の評価に比べ秀でている。だったら同じ湯の萬岳楼か華ごころに行く、と数カ月前は書いたが、今は後引く想いで再び入りたい。) 今後/ 〇△(湯だけでも、あと一回入って確かめたい。) |
強羅「照本」投稿者:劉邦 投稿日:2005年11月27日(日)22時03分21秒 |
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地名(温泉名)/ 強羅温泉 住所/〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320 名称/ 照本(静峰閣) 電話/0460-2-3177 交通/ 中強羅駅(強羅駅からケーブルカー)から徒歩2分。 宿の簡単な説明/ ホテルのようだが(鉄筋である事と清潔感があるためか)、和室32部屋(収容150人) チェックイン~アウト/ 午後3時~午前10時 風呂/ 露天 男性1女性1 大浴場 男性1女性1 貸切風呂1(無料。予約不要。) 湯質/ 硫酸温泉と芒硝泉。 露天と貸切露天のみ源泉掛け流し。あとは循環有り。 ○△以上。 露天は濁り湯。(大涌谷から引いているという事なので、おそらく萬岳楼や山田屋、向山と同じ、硫酸塩泉。酸性-ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩泉。源泉67.9℃ pH2・9~2・2。なのではないか。) ×内湯は透明な芒硝泉。 温泉力/○ こんなホテル的な宿なのに、このような源泉掛け流しが味わえるところは少ないかもしれない。 連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/ 接待/ ○△ 景色/ ○△ 周囲/ ○(ある意味で落合楼村上以上。ちなみに落合楼村上は◎だったが。) イヤシロチ?/◎ (中強羅駅から歩くと、どんどんとイヤシロチになっていくのが、空気からもすぐに分かる。この横の「ライン」は、どうも強力なイヤシロチである。横のラインに気付いたのも数カ月以上たってからであるが、萬岳楼、向山、などのイヤシロチも考えてみると、そのライン上にあるようだ。 それは、ともあれ、中強羅というのは、強羅駅から早雲山駅までの駅の中でも、少しいくと山中の自然の氣を充分感じることのできるスポットである。) ビール/生ビール有り。(しかもサッポロ) 金額/○ 12000円~ 一人/○ 総合評価/○△ 今後/ △ 強羅でホテルに泊まりたいということになれば活用したい。ただ、昔の旅館(ホテル)的な匂いが何となくだが感じられるところが二の足を踏むところで、もっと垢抜けた洗練された感じが欲しい。(←しかし、これは今、日がたって考えると欲なのかもしれない。)ともあれ場所は○以上。 |
強羅「さつき苑」投稿者:劉邦 投稿日:2005年11月27日(日)00時36分22秒 |
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地名(温泉名)/ 住所/ 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300―166 名称/ さつき苑 電話/0460-2-3335(予約は電話のみ) ホームページ/http://www3.ocn.ne.jp/~satukien/ 交通/ JR小田原駅より小田急経由箱根登山鉄道強羅駅下車徒歩10分。強羅公園わき。 風呂/ 露天 3。写真通りの景観で良かった。露天からの景色は無い。 ★この「写真通り」というのがまず無いのである。ここの露天風呂は雑誌やインターネットの写真と同じなのでそう書いたがこれは珍しい。ほとんどの宿(風呂も)が写真以下。写真では、良いアングルで、しかも照明艶やかに撮っていくためだろう。(私の本に映っている写真も全部そうなのだが、なぜ不評なのだろう…。)しかし、ここは写真と同じだ、と露天に行ってすぐ思い感動した。そうした正直な宿は少ない、というか、良く見せようというのが当たり前なので、実感としては、写真同様なのは、もともとの宿(風呂)が本当に良い、ということなのである。 なお、例外的ではあるが、写真よりも良いというのもある。 それまた宿(風呂)自体の良さが秀逸なのであるが、往々にして自然の中や、歴史ある宿、非常に心尽くしのデザインの宿などで、何にせよ、そうした宿は普通の宿ではなく、写真との不一致の面だけでなく、他の面でも特筆してしまいたくなる宿であることは確かのようだ。 内湯 男1女1。 湯質/ ○源泉掛け流し(掃除の時に消毒)大涌谷から引いている単純硫黄泉。 源泉名4・5号井混合。(宮城野第132・3号混合泉)源泉58・6度。pH6・9。 温泉力/○(関節にも響く) 連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/× 接待/ ○(ご不自由な体で気丈で純朴なおじいちゃんが一人で切り盛りしている。) 食事/無し(素泊まりのみ) 部屋/×黴臭いのが廊下まで匂う。全体に暗く、また湿りやすいせいか。 景色/× 周囲/×△ イヤシロチ?/△ 金額/12000円~(一人だと+3000円)日帰り入浴1000円。(10~15時。土日可) 総合評価/△× 今後/ ×△ (あのおじいちゃんの氣に触れたく寄りたく思うことがあるやもしれない。みなにも興味があれば日帰り入浴でぜひお立ち寄りして欲しい。) |
ホテル・メルヴェール箱根強羅投稿者:劉邦 投稿日:2005年11月23日(水)21時12分7秒 |
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地名(温泉名)/ 強羅温泉 住所/ 神奈川県足柄郡箱根町強羅1300-70 名称/ ホテル・メルヴェール箱根強羅 電話/ 0460-7-7600 ホームページ/http://www.merveille-hakone.com/index.html 交通/ 強羅駅前の強羅公園のすぐそば。 チェックイン~アウト/ 午後3時~午前10時 客室/ 55室/153人収容 風呂/ 私は大浴場に入る。 湯質/ △ 単純硫黄泉と書いてあるが翠光館の湯に似るところもある。(加温、加水有り。ジャグジーは消毒有り。循環はどこも無し。そのためか黒色のカスのようなものが混じっているが、これは天然のものらしい。) 源泉名4・5号井混合。(宮城野第132・3号混合泉)源泉58・6度。pH6・9。pH6・9。 温泉力/△×(肺にはくるが…) 連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/× 総合評価/△× 今後/× |
強羅「翠光館」投稿者:劉邦 投稿日:2005年11月22日(火)19時27分16秒 |
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地名(温泉名)/ 強羅温泉 住所/〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300 名称/ 翠光館 電話/ 0460-2-3351 ホームページ/ http://www.suikoukan.com/ 交通/ 強羅駅より送迎バス(徒歩でも10分位) 動機/ 強羅では珍しく塩化物泉だったため。 宿の簡単な説明/強羅公園内にある(これも動機の一つではあった。)。 洋1和9。(全室バストイレ付き) チェックイン&アウト/午後2時~午前10時 風呂/ △ 露天 無し 内湯 男1女1 (最上階にある。この内湯を男女別展望風呂と言っている。) 湯質/ △○ 源泉掛け流し(加水のみ有)pH7・5。塩化物泉。 鉱泉のような感触であった。(肋膜に来るのが特徴) 強羅では珍しい湯であろう。(この湯質と同質な部分があるのが、ホテル・メルヴェール箱根強羅や紀州鉄道箱根強羅ホテルである) 半年以上たった上、再度入って確かめたいが…。(湯質を味わうのを浸食する程の関門(接待)がある事を考えると、足が遠のくが…) 温泉力/△× 四階まで引くためか…。(上のほうに湯があるのは問題な事がが殆どというのは、温泉通まで行かなくとも知っている方には常識だが一応書いた。) それより、ここの宿、そして湯に対する心配りだと思った。(厳しい言い方であるが。) 連続湯治(どのくらい連日で入っていたいか。)/× 接待/× (ここの女将さんの首の捩れ具合は強力であった。妊娠中としか思えないお腹の張出し具合。(だとしたら大変なことである。)おそらくは、卵巣を摘出して6年ほどの体状況だろうが、会ってはいないが現在姑との折り合いが上手くいかずご主人が養子のケースの身体状況(椎骨転移)の典型である。 しかし、どのような体状況でも「接待の心」というのはあるだろう。 先天的に骨盤が閉まっていく体癖の女将さんなので、そういう所を見失わないはずであるが、あまりの身体状況のなせるわざか。 その面では、強羅で言えば玉樹の逆であった。 注/なお、これこそ観察が入っているがためにプライバシーにも追求しているかの如く思える個人(私)の偏見的感想である。(逆に自分がどこかの掲示板で言われたら(書かれたら)とても嬉しいのではあるが…) 客室/× (滞在中、ここは夕食付き一泊5千円程度の部屋だな、と思った。) 景色/△強羅公園が見えるが(というかこの宿自体が公園内にある)、そのため目の前に人が通ることもある。 イヤシロチ?/ △ ビール/ キリン生有。 部屋食/ × (別場所の場合→ 喫煙/○) 食事/ △× 金額/ × 15000円~ 通信環境(インターネットetc.)/ △ 総合評価/×(何しろ接待で幻滅であった。その女将さんの身体を良くするためには家族関係の調整がいる。 しかし、私が出会った女将さんがたまたまそうだっただけで、もしかしたら別の女将さんもいるかもしれないし、また女将さんが応対しないこともあるだろうし、そう考えると×とは言えないかも。(また女子ではあるが、「男子三日会わざれば刮目して見るべし」という有名な禅の言葉ではないが、あくまでこの時点(2007年○月)での感想である。) ともあれ、先述したように、こうした「評価は全て私の個人的偏見による独断」なので全く参考にしないようにして戴きたい。のみならず、逆に私が×とか付けている所に行ってみるのも良いかもしれない。(相場で言う逆張りである。)案外、◎とか◎三重マルよりも良い相性の場所があるかも。 今後/×? (私自身も確かめてみたい…) |
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